[設例・未収収益、未払費用]

・当期(H21.4.1~H22.3.31)中の7.1に200ドルを利率年3%、利払日年2回6.30と12.31、借入期間2年という条件で借り入れた。借入時の為替相場は1ドル=98円であった。
・H21.12.31の利払日の為替相場は1ドル=100円であった。
・決算時の為替相場は1ドル=110円である(借入時の元本に係る処理は考慮しない)。

[解答]
・利払日(12.31)
(借)支払利息 300 (貸)現金預金 300

この日(12.31)支払われる保険料は年額200×3%の半年分なので3ドル。つまり3ドル分、日本円を両替して支払わなければならない。ということで費用額はもちろんCR換算。

・決算時
(借)支払利息 165 (貸)未払利息 165
決算時は利払日ではないが、この日に計上しなければならない費用額はやはりこの時点でCR換算するよりない。200ドル×3%×3/12ヶ月×CR110。

とは言え上の利息は時の経過に応じて生じたものである。
例えば1回目の利払日(12.31)の利息は7.1~12.31までの期間、200ドルを借り入れたことによって生じたものである。実際の支払は12.31のHRだが、期中平均相場が判明している場合、7.1~12.31までのAR×3ドルが支払利息であり、CRとの差額は為替差損益で処理するのが計算上は正しいと言える。明確な指示がなければ利息の計上学はCRを用いるが、「厳密に」あるいは「正確に」計算する場合はARでもって利息を計上し、CRとの差額は為替差損益で処理することになる。