監査人は監査要点を立証すべく、証拠資料に監査技術を適用して監査証拠を得る。この一連の手続は監査手続と呼ばれる。証拠資料に対するアプローチ(=監査技術の適用)は、以下のような手法が見られる。


1.記録や文書の閲覧
企業にある会計帳簿などを監査人が自ら確かめるもの。

2.有形資産の実査
経営者の計上した有形資産の現物を監査人が実際に確かめる手続。

3.観察
業務処理のプロセスや手続を確かめること。

4.質問
監査人が経営者や従業員、あるいは社外の関係者に問い合わせて回答を求める監査手続。

5.確認
確認するのは主に預金残高など。取引銀行や近辺の銀行に対して残高を確認する。

6.再計算
企業内の会計記録等の計算の正確性を監査人自らが計算して確かめる手法。

7.再実施
企業の内部統制や、それに基づく業務プロセスの有効性を監査人が自ら実施して確かめること。

8.分析的手続
財務データ相互間の、または財務データとそれ以外のデータとの関数の推定値を算出して、企業の記録と監査人による推定値に異常な乖離がないかを比較によって検討する監査手続。