ここでは新株予約権、新株予約権付社債について発行者側の処理のみを見ていく。
発行者側にとって外貨建新株予約権は将来、株主資本や利益に振り替えられる可能性のある純資産項目である。
外貨建の新株予約権は
『発行時・決算時・行使時を問わず発行時の為替相場(HR)により換算』する。
[設例]
・当期首(×1年.4.1)に次の条件で新株予約権を発行した。発行時の為替相場は1ドル=120円であった。
?新株予約権の発行数:100個
?新株予約権の行使により与えられる株式数:新株予約権1個につき5株
?新株予約権の払込金額:1個当り4ドル
?新株予約権の行使に伴う払込金額:1株当り60ドル
?新株予約権の権利行使期間:×1年.4.1~×3年3.31
・×1年度の決算時の為替相場は1ドル=130円であった。
・×2年.10.1に上記新株予約権のうち20%が権利行使され、新株を発行した。新株に対して出資された額はすべて資本金とする。権利行使時の為替相場は1ドル=135円であった。
・×3年3.31に上記新株予約権のうち80%が権利行使期間満了により失効した。権利行使期間満了時の為替相場は1ドル=140円であった。
[解答]
・発行時の会計処理
(借)現金預金 48000 (貸)新株予約権 48000
新株予約権は100個発行。1個当りに4ドルが払い込まれる。HRは120なので4ドル×100個×HR120=48000
・×1年度決算時
仕 訳 な し
新株予約権はHR換算である。つまり計上時点の金額で据え置き。
・権利行使時
(借)新株予約権 9600、現金預金 810,000 (貸)資本金 819,600
この時の借方のそれぞれの数字に注意。
新株予約権は常にHR換算である。当初の新株予約権に対する払い込みは48000であり、このうちの20%が行使されたため、48000×0.2の新株予約権の消滅を認識し、同額を資本金に計上。
現金預金は当然CR換算が必要。このとき払い込まれた外貨は円に換算して記帳されるからである。払込金額は1株あたり60ドル×500株×20%=810,000
・失効時
(借)新株予約権 38400 (貸)新株予約権戻入益 38400
こちらも当然HR換算
発行者側にとって外貨建新株予約権は将来、株主資本や利益に振り替えられる可能性のある純資産項目である。
外貨建の新株予約権は
『発行時・決算時・行使時を問わず発行時の為替相場(HR)により換算』する。
[設例]
・当期首(×1年.4.1)に次の条件で新株予約権を発行した。発行時の為替相場は1ドル=120円であった。
?新株予約権の発行数:100個
?新株予約権の行使により与えられる株式数:新株予約権1個につき5株
?新株予約権の払込金額:1個当り4ドル
?新株予約権の行使に伴う払込金額:1株当り60ドル
?新株予約権の権利行使期間:×1年.4.1~×3年3.31
・×1年度の決算時の為替相場は1ドル=130円であった。
・×2年.10.1に上記新株予約権のうち20%が権利行使され、新株を発行した。新株に対して出資された額はすべて資本金とする。権利行使時の為替相場は1ドル=135円であった。
・×3年3.31に上記新株予約権のうち80%が権利行使期間満了により失効した。権利行使期間満了時の為替相場は1ドル=140円であった。
[解答]
・発行時の会計処理
(借)現金預金 48000 (貸)新株予約権 48000
新株予約権は100個発行。1個当りに4ドルが払い込まれる。HRは120なので4ドル×100個×HR120=48000
・×1年度決算時
仕 訳 な し
新株予約権はHR換算である。つまり計上時点の金額で据え置き。
・権利行使時
(借)新株予約権 9600、現金預金 810,000 (貸)資本金 819,600
この時の借方のそれぞれの数字に注意。
新株予約権は常にHR換算である。当初の新株予約権に対する払い込みは48000であり、このうちの20%が行使されたため、48000×0.2の新株予約権の消滅を認識し、同額を資本金に計上。
現金預金は当然CR換算が必要。このとき払い込まれた外貨は円に換算して記帳されるからである。払込金額は1株あたり60ドル×500株×20%=810,000
・失効時
(借)新株予約権 38400 (貸)新株予約権戻入益 38400
こちらも当然HR換算