未着品の記帳方法には分記法、総記法、期末一括法などがあるが、今回は都度法のケース

[設例]
前T/B(一部)
~借方~
・繰越商品51400
・未着品18240
・仕入823,960

~貸方~
・一般売上770,000
・未着品売上271,000

決算整理事項および参照事項
・未着品の当期取得高は249,600である。
・当期中に貨物引換証と引換えに商品48200を引き取っている。
・当期の未着品販売は利益率24%で行っている。なお未着品販売の売上原価については、売上のつど仕入勘定へ振り替える方法を採用している。
・手元商品の期末棚卸高は68,800である。

[解答]
記帳法ごとに期中はどういった処理を行うか。これをしっかりとおさえていれば、未着品売買の基本処理はあまり問題ないだろう。
都度法は、「未着品の販売時に売上を計上すると同時に、その原価を未着品の貸方から仕入の借方に振り替える」。ここが全てである。
では通常どおり、未着品ボックスと仕入ボックスで当期の売上原価を算定。

?未着品について
・前T/B未着品残高:18240
・未着品の当期取得高は249,600である。
・当期中に貨物引換証と引換えに商品48200を引き取っている。
・当期の未着品販売は利益率24%で行っている。なお未着品販売の売上原価については、売上のつど仕入勘定へ振り替える方法を採用している。
・未着品売上:271,000

まず当期取得高と現品引取高。それぞれ借方249,600と貸方48,200。都度法ではこの他に期首商品と期末棚卸高に加えて未着品販売の売上原価が貸方に記帳されている。ということは前T/B残高18,240は、そのまま期末商品を表している。
未着品販売の売上原価については利益率から逆算。売上271,000×原価率0.76は205,960。残る期首の未着品は貸借差額より22,800となる。

?次に仕入ボックス
・前T/B繰越商品:51400
・仕入:823,960
・手元商品の期末棚卸高は68,800である。

借方は前T/B繰越商品51,400と前T/B仕入823,960からなる。当期仕入の823,960には現品引取高および未着品売上原価が含まれているため、これらを除いた569,800が一般の仕入高。

ということで
期首=未着品期首22,800+繰越商品51,400
当期=未着品取得高249,600+当期の一般仕入569,800
期末=前T/B未着品残高18240+手許商品の棚卸高68,800

粗利などについては割愛。