1.H21年度期首に額面金額10000の受取手形を銀行で割引き、割引料500(年利5%)を差し引かれた残額を受け取った。割引時における保証債務(手形遡及義務)の時価は手形額面の1%である。
2.H21年度末に上記手形の満期日が到来し無事決済された。

[解答]
・割引時
(借)現金預金 9500、手形売却損 500 (貸)受取手形 10000
(借)保証債務費用 100 (貸)保証債務 100

受取手形(金融資産)の消滅を認識すると共に、受取手形の消滅に伴って新たに発生した保証債務(手形遡及義務)を時価で計上する。

※保証債務:受取手形は当社から銀行に移ったため、債務の履行を主張する権利は銀行にある。しかし満期日に置いて債務者が履行しなかった場合、手形を割引した当社がその責を負うことになる。これを予め費用・負債として確実に見積もっておくのがこの処理の要旨である。なお保証債務は決済されることで消滅する。

・決済時
(借)保証債務 100 (貸)保証債務取崩益 100
資料2より債務の履行が完了したとあるため、保証債務を取崩し、相手勘定科目は「保証債務取崩益」である。