金融商品会計基準を学習するにあたって、金融商品の定義を明確にする必要がある。金融商品とは金融資産、金融負債、およびデリバティブ取引に係る契約を指す。

金融資産:現金預金、受取手形、売掛金、貸付金、株式、出資証券、公社債券。またはデリバティブから生じる正味の債権(先物、先渡、オプション、スワップ)

金融負債:支払手形、買掛金、借入金、社債。またはデリバティブから生じる正味の債務(先物、先渡、オプション、スワップ)

さて、金融商品会計基準とは「時価評価を定めた会計基準」であると前回学習した。しかし上で挙げた金融商品の全てが時価評価の対象となっているわけではない。例えば貸付金や借入金などは時価評価されない。

次にこの「時価評価を定めた会計基準」の「時価」についても明確にしなければならない。時価(fair value)=公正な評価額とは次のふたつを指す。
?市場価格
?合理的に算定された価額(市場価格がない場合)

市場価格もなく、合理的に算定するのも難しい有価証券は「時価を判断するのが著しく困難な有価証券」と表現され、この場合は(やむを得ず)原価でもって評価する(ただしこれが外貨建であれば、投資の目的如何ではCR換算は行われる)