・外貨建有価証券は「金融商品に関する会計基準」における有価証券の評価基準と整合するように処理する


以下、有価証券の区分と換算レート、換算差額の処理についてまとめ

売買目的有価証券:CR、有価証券評価損益
満期保有目的の債権:CR、為替差損益
子会社及び関係会社株式:HR(処理なし)
その他有価証券:CR、その他有価証券評価差額金
減損処理:CR、有価証券の評価損


~売買目的有価証券の会計処理~
BS価額:外貨建時価×決算時の為替相場(CR)
換算差額:「有価証券評価(運用)損益」

設例
1.H21年度の期中にA社株式(TS)を50ドルで取得。取得時の為替相場は1ドル=110円
2.H21年度期末におけるA社株式の時価は48ドルである。H21年度の決算時の為替相場は1ドル=120円である。
3.H22年度期末におけるA社株式の時価は60ドルである。H22年度の決算時の為替相場は1ドル=130円である。

取得時:(借)有価証券 5500 (貸)現金預金 5500

決算時:(借)有価証券 260 (貸)有価証券評価損益 260
※260=時価-取得原価
※時価=48×120

時価の変動部分はもちろん、為替相場の変動部分も含めて、一括して有価証券評価損益に含めるのが本問の特徴である。この為、売買目的有価証券においては為替差損益は生じない。

翌期首以降の仕訳
~期首~
洗替法:(借)有価証券評価損益 260 (貸)有価証券 260
切放法:仕訳なし

~前TB~
洗替法:有価証券 5500、有価証券評価損益 260(借方)
切放法:有価証券 5760

~H22年度期末~
洗替法:(借)有価証券 2300 (貸)有価証券評価損益 2300
切放法:(借)有価証券 2040 (貸)有価証券評価損益 2040

~H22年度BS~
洗替法:有価証券 7800 
切放法:有価証券 7800