・財務諸表監査とは
経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(判断基準)に準拠して、企業の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているか否かについて、独立の職業的専門家たる監査人が、一般に公正妥当と認められる監査の基準(行為基準)に準拠して監査を実施し、自ら入手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することによって、財務諸表の信頼性を保証し、もって投資者等の利害関係者の保護を目的とする組織的な行為過程。

・財務諸表監査の目的
~監査基準 第一 監査の目的(前段)~
財務諸表の監査の目的は、経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人が自ら入手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表栄することにある。

・判断基準
企業のBS,PL,CFは何をもって「適正」とするか。これは一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(Generally Accepted Accounting Principles)に照らして判断される。
企業は発生する取引を一定の企業会計の基準に従い処理し、財務諸表を作成して公表する。この企業会計の基準は当然、関係者すべてによって承認された公正妥当なものでなければ使用価値をもたない。
逆に言えば、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成された財務諸表は、企業の実態を適正に表示しているものと認められる。
GAAPとは、経営者にとっては財務諸表の作成基準であり、監査人にしてみれば(財務諸表が適正か否かの)判断基準ということが言える。