監査実施論の中でも極めて重要性の高い概念である『合理的な基礎』について。
これまでの学習で、監査要点を立証すべく十分かつ適切な監査証拠を入手することを見た。これらを積み重ねることで、最終段階では適正性命題を立証することになる。監査人は最後に『合理的な基礎』というものを形成する必要がある。
合理的な基礎とは、入手した十分かつ適切な監査用子を総括的に吟味して得た、財務諸表全体に関する自己の意見を形成するに足る基礎をいう。企業の財務諸表の適正性命題を立証できるほどの(あるいは反証できるような)充実した監査証拠を確実に入手したと言い切れるような監査人の心証である。この合理的な基礎をなくして意見表明することはできない。
ひとつ注意したい点として、「十分かつ適切な監査証拠」を総括的に評価して得られるのが「合理的な基礎」ではある。しかし、「十分かつ適切な監査証拠」とは、合理的な基礎を得る為の必要条件であって十分条件ではない。すべての監査要点に対する十分かつ適切な監査証拠を得たこと自体が、そのまま監査人の合理的な基礎の形成となるわけではないということである。
十分かつ適切な監査証拠はあくまでも個々の監査要点に対して個別的に入手するものであり、入手しただけでは財務諸表全体の適正性は判断できない。そこで、十分かつ適切な監査証拠を集約・検討し、それを財務諸表全体の観点から総括的に吟味して、財務諸表の適正性に対する意見を表明する為の根拠である合理的な基礎を得る必要がある。
ということでもう一度まとめ。
合理的な基礎とは、入手した十分かつ適切な監査証拠を総括的に吟味して得た、財務諸表全体に関する自己の意見を形成するに足る基礎をいう。
これまでの学習で、監査要点を立証すべく十分かつ適切な監査証拠を入手することを見た。これらを積み重ねることで、最終段階では適正性命題を立証することになる。監査人は最後に『合理的な基礎』というものを形成する必要がある。
合理的な基礎とは、入手した十分かつ適切な監査用子を総括的に吟味して得た、財務諸表全体に関する自己の意見を形成するに足る基礎をいう。企業の財務諸表の適正性命題を立証できるほどの(あるいは反証できるような)充実した監査証拠を確実に入手したと言い切れるような監査人の心証である。この合理的な基礎をなくして意見表明することはできない。
ひとつ注意したい点として、「十分かつ適切な監査証拠」を総括的に評価して得られるのが「合理的な基礎」ではある。しかし、「十分かつ適切な監査証拠」とは、合理的な基礎を得る為の必要条件であって十分条件ではない。すべての監査要点に対する十分かつ適切な監査証拠を得たこと自体が、そのまま監査人の合理的な基礎の形成となるわけではないということである。
十分かつ適切な監査証拠はあくまでも個々の監査要点に対して個別的に入手するものであり、入手しただけでは財務諸表全体の適正性は判断できない。そこで、十分かつ適切な監査証拠を集約・検討し、それを財務諸表全体の観点から総括的に吟味して、財務諸表の適正性に対する意見を表明する為の根拠である合理的な基礎を得る必要がある。
ということでもう一度まとめ。
合理的な基礎とは、入手した十分かつ適切な監査証拠を総括的に吟味して得た、財務諸表全体に関する自己の意見を形成するに足る基礎をいう。