(株)ラーニングエンタテイメント代表取締役阿部淳一郎公式ブログ -15ページ目
▼「安定した職についた人たち」の価値が、暴落しつつある。 http://blog.tinect.jp/?p=15193

記事から引用します。

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■かつては「安定した雇用」を獲得するために皆、全力を尽くした。学歴や就職活動など、「社会人になるまでのがんばり」が、人生における成功の条件の一つということが明らかだったからだ。

■だが、今ではその条件も疑わしい。近年ではむしろ「安定した雇用」を獲得した人々の立場が危うくなっている。

「会社にしがみつくしか無い」「その会社でしか通用しない」そういわれることもしばしばである。

■最近私が訪問した会社の経営者は、私にこう述べた。

「安達さん、本当に仕事が始まるのは、実は35歳からじゃないかと思っているんです。」

■「いやね、中途採用の募集をして、以前に比べて多彩なバックグラウンドの人に優秀な人が増えた、と実感しているんです。」

■彼は、応募してきた方々のことを思い出しているようだ。


■「複数の製造業でラインのマネジャーをしていた方、もう5社ほどのITスタートアップ企業を渡り歩いてきた技術者、証券、保険、銀行と金融の会社で営業をしてきた人。皆、とても面白い方々でした。


■昔は、「転職回数の多い人」は「ふらふらしている」という先入観で断っていたのですが、最近はむしろ転職していないとダメ、というくらいです。」

■「それに比べて、35歳になるまで、大企業の子会社にずっと居ました、とか、中堅の商社で10数年やって来ました、とかそういった経歴の人は、全く面白くない。」
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うむ。これ、本当にその通りだと思います。

わたし、昨日まで、仕事でサンフランシスコにおりました。

食事会の場で、SFのトップクラスのスタートアップ企業の方々は、サービスを通じてどんな価値を出すか?より素晴らしいものをつくるにはどうしたらいいか?という視点で話をされていました。

そして、会社は自分をブラッシュアップしていくステージだと考えてます。だから、普通に転職します。逆に企業側も、リソースだと考えるのです。(ドライといえばドライ。個人主義といえば個人主義かもしれませんが・・・)

それに対して、例えば、日本の某企業の偉い立場の方と食事をしたとき・・・

・社内の人間関係の話
・部下が自分の思う通りに動かない・・・という話

に終始して、社内派閥の話ばかりをされていました。

こういうのって、僕は、「つまらないなーーーー」と思ってしまうのです。

非常にドライな言い方かもかもしれませんが、企業にとって、働く人たちはリソース(人がいないとなりたちませんから、その意味ではキャピタルが正確かも・・・)です。

どれくらいパフォーマンスを発揮してくれるか?が本来は大切なわけでしょう。

様々なものが変化する時代です。だからこそ、目的志向で、色々な場所で変化に対応できる人の方が、社内政治だなんだ・・・にパワーを割いてきた人なんかよりも、何百倍も価値は高いと思うのです。

とはいえ、単にしんどいから「なんやかんや」の言い訳をして逃げてきたジョブホッパーでは意味がないわけで・・。専門領域を磨くという戦術的なキャリアの作り方を考えることが大切だと思います。

いかがでしょうか?

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