こんにちは!
今日はまた梅雨空に戻ってしまいましたが
台風も来ているようで・・・
皆さん、お気をつけ下さい!
先月のブログに今日のタイトルの①の内容を書いたのですが
その続き、、、関連することを書きたいと思います。
(↓過去ブログです)
不自由や不便・不親切な空間が何か新しいコミュニケーションを生むのでは?という
仮説なのですが
以前担当した大学のプロジェクトルームや研究室のデザインで
壁や固定物で区切らないで
可動式の家具で区切るのはどうでしょう?という提案をしました。
可動式の家具というのは空間の拡張や収縮、形状変更も自由です。
ただ、その代わりにそれをしたい際は、隣り合う人たちとの
コミュニケーション・交渉が必要となります。
自由度がある分、ちょっと面倒な交流が必要です。
最初から決められたスペースを配置することは可能ですが
スペースの形状や大きさが決められているというのは便利なようで
思考を狭め、その中でできることを前提に考えるような
創造性の広がりを抑えてしまうのではないかということと
他者とのコミュニケーションを必要としなくなるのでは?という2つの
デメリットがあると感じました。
なので私が提案したのは、利用者にとってはちょっと不親切、
でも自由度があり、かつコミュニケーションが必然的に生まれる
ものにしました。
結果、やはりちゃんと部屋にしたいという意見も強く
採用はされませんでしたが
今でも、研究室やプロジェクト作業をするスタジオなどは
このような形状が良いのではないかと思っています!
相手の作業やプロジェクト内容を知るキッカケにもなります。
ガラス張りではダメなのか?という意見もありますし
そういった空間は多く作られていますが
声が聞こえるということも大きな刺激になると思います。
そして何よりも譲り合う、気を使い合うなどの
人と人とのコミュニケーションが生まれること。
これに尽きると思います^^

