有名なSula Vineyard は、ムンバイから北東180キロにあるナシークにありますが、今回はそこより南に約1000キロ。バンガロールから南西70キロにあるDomaine Sulaに行ってきました。

 ここは、SulaがKarnataka wineryをリブランディングしたワイナリーです。

(歴史について、現地で質問すればよかったのですが、ワインのことばかり考えており、忘れてしまいました。。。)

 

 ワイナリーに入る際に400ルピーをセキュリティに支払います。

 門をくぐると、当日は晴れていたこともあり、心地よい一本道が続きます。

 しばらく歩いていくと、Sula Brut Tropicaleのド派手なモニュメント?がお出迎え。左手にレストラン、ギフトショップ、ボトルショップが見えます。

 

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 ワイナリーツアーは500ルピーだそうですが、入園料として払っている400ルピーを差し引いてくれるので、残り100ルピーを支払い、決められた時間のツアーに参加します。 (※価格は、変わる可能性がありますので、悪しからず。)

 

 どの設備も、とても衛生的な印象を受けます。日本のワイナリーと比べても、遜色ないかもしれません。

 さらにびっくりしたのは、ゼブラ柄(たぶん本当はトラ柄)の建屋に入ると、樽熟成庫以降の工程の部屋があるのですが、そのすべての部屋の入り口に指紋認証の機械がついていたことです。ハイテクです。(インド特有の事情もあるのかもしれません)

 

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 見せてもらった畑は、シラーズの畑。

H型短梢剪定でとても整然としています。収穫は、3月までに終わっておりブドウは残っておりませんでした。

 また、畝(列)の端にパームツリーが植わっています。パームツリーはブドウに比べて耐病性が低いそうで、ブドウが病気にかかる前に気づけるように植えているそうです。(ブドウにとっての、カナリア的な・・・)

 

 バンガロールはインドのほぼ中央に位置しており、5月ごろから雨季になるそうです。収穫前は、雨はほとんど降らないという事で、日本のワイナリーが抱えている雨に対する悩みとは無縁のようです。(もちろん、雨が少ないこと自体が悩みなのでしょう。)

 現地では気づきませんでしたが、今写真を見ると、ブドウの木の根元周辺は湿っていますね。下段のワイヤー部分にゴムチューブが配策されており、ここから水を与えているようです。

 

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 ツアーが終わると、テイスティングです。立派なテイスティングルームにて6種類の試飲をさせてもらいました。

 

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 テイスティングの中で「ここで作ったブドウで造ったワインに個別のブランドは設定していないのか?」と聞きましたが、どうやら、設定していない様子。太陽のマークで有名な「Sula Classicブランド」で販売されている「Sula Shiraz Cabernet」だけが、その状態に当たるとのこと。ただ、「Sula Shiraz Cabernet」はSulaにとっての人気ワインの一つでしょうから、すべてのワインをこちらだけで製造しておらず、ナシックでも一定量生産しているのかもしれません。

 

 他のワイナリーで伺った意見ですが、「インドのワイン市場はまだ成熟しておらず『どこで栽培されたか』よりも『どの品種のワインか』が、インドのワインマーケットでは大事」とのこと。Sulaの現在の状況も、その流れの延長かもしれません。

 

 

 さて、総括すると、ワイナリーの雰囲気、ツアーの進行、ワインの雰囲気、すべてを通して清潔であり、しっかりまとまっている印象です。時間があわず、今回は食事することはありませんでしたが、レストランの雰囲気、料理も同じなのではないでしょうか。料理も期待できそうです。なお、メニューはピザ、パスタをメインとするイタリアンとインド料理でした。

 

 ワインツアーの事前予約は不要なので、前の予定が押した場合の時間調整も容易なので、バンガロール近郊のワイナリー巡りをする際には、2軒目以降に組み込むと良いかもしれません。

 

 Domaine Sulaはインドのワイナリー巡り初心者に、安心して勧められるワイナリーです。