年末調整をAIに載せるか、載せないか。ヨハクルのブログ記事「毎年ここで詰まる。年末調整をAIに載せる向き不向き」は、それはツールの有無では決まらない、と書いています。

記事が挙げる分かれ目は3つです。

・止まっている年末調整工程を1つに絞れているか
・扶養・控除のチェック観点と例外が1枚に言えるか
・最終判断者と個人情報の線が所内で共有できているか

記事でいう「載せる」は、扶養・控除・申告書チェック等の判断基準を所内で形式知化し、AIに下書きと抜け漏れ確認を任せ、扶養・控除・税額の最終と提出は人が持つ状態のことです。ソフト一式を入れ替える話ではない、とも書かれています。

CursorのRulesに入れるものとして挙げられているのは、扶養・配偶者・所得控除の確認観点、紙とExcelが混在するときの揃え方、顧問先ごとの例外、提出前に人が見る線です。そこでゴールと禁止を明示する。Rulesが空のままChatGPTだけ触っても、毎年の同じ止まりは残る、という指摘です。

運用の型も短く書かれています。顧問先ごとのフォルダに、必要な申告書・控除資料とチェック観点のメモを置く。不足資料はAI側から確認し、揃ってから進めるか、現状のままで進めるかを選べる。

効率化の順番について、記事は導入事例の一文を引いています。

「属人化していた判断基準を形式知化し、ヒューマンエラーの発生率も減少。」

形式知化が先に無いと、下書きが速くなっても同じ詰まりが残る。先に判断基準を言葉にしてから、AIに任せる範囲を決めるという考え方です。

研修は座学を最小にし、基礎は2〜4時間。伴走の期間は会社により約6〜8ヶ月と幅があり、一律の「何ヶ月で年末調整が楽になる」ではない、とも明記されています。

元の記事はこちらです。
https://www.yohakuru.com/blog/32