こんにちは、
株式会社Lean Stack代表の吹上由樹です。

 

社労士事務所向けDX支援「ヨハクル
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はじめに

今回は、社労士事務所の所長の先生にどうしても一度書いておきたいテーマです。

事務所から人が辞めていく話です。

 

「最近、人がなかなか定着しない」
「採用してもすぐ辞めてしまう」

 

そういう相談を本当によく聞くようになりました。

そして多くの先生はこれを「採用の問題」だと思っています。

 

いい人が採れていない。
だから、もっと採用に力を入れよう、と。

 

でも、ここではっきり言わせてください。

 

社労士事務所の離職は
採用では止まりません。

 

なぜなら、人が辞めていく本当の原因は入口ではなく、事務所の中にあるからです。

その代表格が給与計算の残業です。

 

 

 

今回は、給与計算の残業がどうやって職員を静かに辞めさせていくのか。
その構造とAI・DXでどう断ち切るのかを書いていきます。

 

「給与計算が嫌で辞めました」とは、誰も言わない


まず、いちばん大事なことを書きます。

辞めていく職員さんは退職理由に「給与計算が辛かったから」とは、まず言いません。

 

言うのは、

「家庭の事情で」
「キャリアを考えて」
「体調を崩して」

 

だから所長の先生からは
本当の原因が見えないんですよね。

 

でも、その裏側で何が起きているか。

毎月、締日が近づくたびに残業が積み上がる。

 

データが揃わない。
項目が抜けている。
顧問先ごとにルールが違う。

 

それを決まった支払日までに
1円のズレもなく仕上げないといけない。

 

このプレッシャーが毎月、必ず、容赦なく来るわけです。

 

しかも、ミスをすれば顧問先の信頼に直結する。
気を抜けない。

 

この「毎月くる、逃げ場のない残業」が
ボディブローのように効いてくるんですよ。

 

一回一回は耐えられる。

でも、それが半年、一年と続いたとき、人の心はじわじわ削れていきます。

 

そして、ある日ふっと、「もう無理かもしれない」と思う。

辞める理由は、最後のひと押しにすぎないんですよね。


本当の原因は、もっと前から積み上がっていたんです。

 

離職はこうして静かに連鎖する


給与計算の残業が怖いのは、
一人辞めて終わり、にならないところです。

ここから負の連鎖が始まります。

 

 

しわ寄せは残った人に全部いく

一人が辞めるとその人が抱えていた顧問先の給与計算は、どこかへ移さないといけません。

でも、給与計算は顧問先ごとにルールがバラバラで簡単には引き継げない。

 

結局、残った職員が抱え込むことになります。
最悪所長が背負うことになります。。。

 

ただでさえ残業していた人にさらに業務が乗る。

辞めた人を埋めるどころか
残った人の残業が増えるんですよ。

 

「自分が辞めたら回らない」が、呪いになる


残った職員は、責任感が強い人ほどこう思います。

「自分が辞めたら、もっと現場が回らなくなる」

これは一見頼もしいです。

 

でも、実態は辞めたくても辞められないという、じわじわした追い詰められ方なんですよね。

 

事務所への信頼ではなく罪悪感で縛られている状態です。

そして、その我慢が限界を超えたとき今度はその人が辞める。

 

採用しても、育つ前にまた辞める

 

そこで先生は慌てて採用します。

でも、給与計算は実務経験がないと一人前になるまで何年もかかる。

 

新人は教わりながら、残業まみれの現場に放り込まれる。

教える側のベテランも自分の業務を抱えながら教えるので、さらに消耗する。

 

そして新人は、戦力になる前に「ここは大変すぎる」と離れていく。

——もう、お分かりだと思います。

 

これは、採用でどうにかなる問題じゃないんですよ。

出口(離職の原因)を塞がないまま入口(採用)だけ広げても、水は漏れ続けるんです。

 

なぜ「気合い」と「増員」では止まらないのか


多くの事務所が

ここで2つの手を打ちます。

 

 

一つは、気合い。
「みんなで頑張ろう」。

 

もう一つは、増員。
「人を増やせば一人あたりの負担が減るはず」。

 

でも、どちらも根本解決にはなりません。

まず、気合いは続きません。
人の精神力には限界があります。

 

増員は、教育コストと人件費を増やすだけで、肝心の「給与計算がバラバラで手間がかかる」という構造はそのまま残る。

 

問題は人の数でも
やる気でもないんです。

 

給与計算という業務そのものが、人の手で処理する限り、必ず残業を生む構造になっている。

ここなんです。

 

だとすれば、変えるべきは人ではなく、業務の処理のされ方のほうなんですよね。

 

「じゃあChatGPTで!」がうまくいかない理由


「それなら、AIに給与計算をやらせればいい」と思うかもしれません。

方向性としては正しいです。

 

ただ、ChatGPTのような汎用AIをそのまま使うとここでつまずきます。

汎用AIはあなたの顧問先を何も知らないんですよ。

 

「この会社は20日締めで、この手当はこう計算して、この雇用形態は別ルールで……」

これを毎月、顧問先の数だけ説明しないといけない。

 

そこまで書き出すなら自分で計算したほうが速い。

だから多くの事務所が「やっぱり今まで通りでいいや」と、残業に戻っていくんですよね。

 

必要なのは賢い汎用AIではありません。
あなたの事務所の給与計算ルールを覚えていてくれるAIなんです。

 

 

ヨハクルは、残業の源泉そのものを引き受ける


ここで弊社サービス「ヨハクル」の話をさせてください。

 

 

ヨハクルがやっているのは、汎用AIを頑張って使いこなしてもらうことではありません。

 

顧問先ごとの計算ルール、紙やCSVといったデータ形式、過去の判断の癖——これまでベテランの頭の中と、その人の残業で吸収してきたものを、まるごとAI側に載せていきます。

 

一度載せてしまえば、毎月ゼロから説明する必要はありません。

紙で来ようが、CSVで来ようが、事務所のルールに沿って読み取り、整え、その顧問先の形で出力していく。

 

つまり、これまで人を消耗させてきた「残業の源泉」そのものを、AIが引き受けるんです。

 

社労士法人フォーシーズン様で給与計算業務が80%削減されたのもまさにこの構造です。

社労士DXというと、世の中の大半は「いい給与計算ソフトを入れる」で止まっています。

 

でも、バラバラを吸収しているのが人である限り、残業も離職も止まりません。

 

ヨハクルはその処理する役割そのものをAIに移し替えます。
ここが根本から違うところなんですよ。

 

人が辞めない事務所は、何が違うのか

給与計算の残業がAIに移ると事務所の中で何が起きるか。

職員さんが毎月の締めに怯えなくなります。

 

「今月もまた残業地獄か」という、あの重さが消える。

一人辞めても判断軸はAIに積み上がっているので、残った人にすべてがのしかかることもない。

 

新人もいきなり残業まみれの現場に放り込まれるのではなく、AIを使いながら無理なく立ち上がれる。

すると、どうなるか。

 

人が辞めにくくなります。

職員に余白が生まれて、心に余裕ができて、結果として顧問先にも優しくなれる。

 

これこそが、株式会社Lean Stackが掲げている「アナログ価値の最大化」であり、ヨハクルが作りたい"余白"そのものなんですよね。

 

AI・DXというと冷たい話に聞こえるかもしれませんが、私はむしろ逆だと思っています。

 

人を守るために
AIに任せるんです。

 

まとめ

最後に整理させてください。

 

社労士事務所の離職は
採用では止まりません。

 

人が辞めていく本当の原因は入口ではなく、事務所の中にある給与計算の残業だからです。

「給与計算が辛い」とは誰も言わずに辞めていくから、所長には見えにくい。

 

そして一人辞めると、しわ寄せ、罪悪感、採用しても育たない、という負の連鎖が静かに回り始める。

 

気合いでも、増員でも、
これは止まりません。

 

止めるには残業の源泉である「給与計算のバラバラ」を、人からAIに移すしかないんです。

 

ヨハクルは、まさにそこを引き受けて職員さんに余白を返すサービスです。

社労士のAI活用はコスト削減の話である前に、人を守る話なんですよね。

 

ここに気づいた事務所から、給与計算は「人を消耗させる業務」から「人が辞めない事務所をつくる起点」に変わっていきます。

 


 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

「採用を頑張っているのに、なぜか人が定着しない」
「給与計算の残業で、職員が疲弊しているのが分かる」
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。