怒りが湧いてこないとブログが書けないですね。歌を忘れたカナリアのような気分です。時事ニュースは気にしているのですが、アルジェリアのテロ、大阪の高校生の悲しい出来事、耳にしてもいまいち論旨がまとまってこない。これはいけませんね。でも、ブログを書くことを諦めたことはありません。
実はあることのために、時間を割いています。それは4月か5月に明らかにできると思います。これによって、今後の人生の展望を開いていこうかな、と。キチンと明らかにできるその日まで、胸にしまって精進します。
さて。
これから書くことは、ブログの更新が進まないこととは関係ありませんが、我が家にとっては重大な出来事が起こりました。書かずにおこうとも考えましたが、昨年の秋にこのことを書いたのでお知らせしなければいけないと思いました。
それは。
我が家の葡萄園が壊滅しました。
つまり、今年の収穫ができなくなり、来年の収入減が途絶えたことを意味します。
今年の冬は寒いですね。昨年の12月には長野県の菅平が全国で最も低い気温を記録するなど、こちらは厳しい寒さにさらされています。今日、諏訪湖では御神渡りが確認されました。近くの神社の宮司や氏子総代が神事を執り行って正式に発表の運びになるでしょう。ここ数年見られなかった御神渡りが2年続けて見られるとは、信州の冬も少しは温暖化の勢いが止まったということでしょうか。
そんな例年以上の寒さが訪れている冬の成人の日。都心でも初冠雪、交通機関の乱れ、そして成人の皆さんは着物の裾を気にしながら歩かれたことでしょう。安曇野市でも大雪が降りました。おそらく5,60センチといったところ。ここは新潟県境と違い豪雪地帯ではありません。10センチも積もれば例年通りの積雪、むしろ日差しがあたって雪をそこそこ溶かし、それが夜になって凍るのが怖い。スタッドレスタイヤを装着して車を走らせてもブレーキをかけるのは慎重にしなければ事故を起こす。
ところが、成人の日には希に見るほど空から白い結晶がこれでもかと落ちてきました。まるで春が近づいたときに降る水分を含んだ大きな結晶となって。県北部の雪は水分が少なくさらさらとした雪だったのに、安曇野市がある県中部だけなぜか水分をたっぷりと含んでいる。しかも豪雪地帯にも負けないくらい降り積もった。
翌日、晴れあがった空の下で雪に反射する日差しに目を細めながら仕事をして帰宅をすると、めったに自分から話を切り出さない父が言った。
「葡萄園が潰れちまった……」
我が家の人間は表情を表だってあらわさない。内面の感情ほどには表情は豊かではないが、このひと言がもたらす重みは伝わってくる。自然のいたずらには勝てない。
次の日、仕事帰りに畑に寄ってみた。18時過ぎ、夕闇が辺りを包む中、白い雪が異様なほど浮き上がって見えた。
そこで見たものは、跡形もなく潰れた葡萄園の姿だった。
何本も倒れた5~10メートルの赤いポール。
雪の中に見えなくなった、鈴なりの葡萄を支えてきた砲丸上に貼られた針金。
古いものでは30年以上同じ場所に根を張ってきたのに、根元から折れた葡萄の木。
昨年、最もおおい収穫量を誇った葡萄園が見事に壊滅した。あっけないほど簡単に。好事魔多しとはまさにこのこと。
葡萄園は業者にお願いして復旧してもらう運びになりそうで、その見積もりが近日出来上がるようですが、おそらく300万円前後はかかるようです。この金額は潰れた葡萄園がもたらす収益よりも実は多額なのです。まさに圧し掛かる零細農家の悲哀。
というわけで、自分が稼がなければならなくなりました。農協や行政からの保障の話は今のところ聞こえてきませんが、さてどうなるものでしょうか。今年はわが人生でも重大な時を迎えたようです。不思議と冷静な気分でいるのが可笑しなくらいですが、でも気を緩めるわけにはいかないですね。この勝負、勝たなきゃならないです。零細サラリーマンの意地の見せ所!?ということで。
今日はこの辺で。時事批評の種、探しておきますね。