リーンのガラパゴス批評~“この国のかたち”はどこへ行く。 -3ページ目

リーンのガラパゴス批評~“この国のかたち”はどこへ行く。

“3.11”の衝撃を受け、日本は大きく舵を切ろうとしています。この国のかたちを見据えるため、震災と原発について書く時事批評ブログに変身します。文章を書くだけのブログに何ができるでしょうか?

 怒りが湧いてこないとブログが書けないですね。歌を忘れたカナリアのような気分です。時事ニュースは気にしているのですが、アルジェリアのテロ、大阪の高校生の悲しい出来事、耳にしてもいまいち論旨がまとまってこない。これはいけませんね。でも、ブログを書くことを諦めたことはありません。

 実はあることのために、時間を割いています。それは4月か5月に明らかにできると思います。これによって、今後の人生の展望を開いていこうかな、と。キチンと明らかにできるその日まで、胸にしまって精進します。


 さて。


 これから書くことは、ブログの更新が進まないこととは関係ありませんが、我が家にとっては重大な出来事が起こりました。書かずにおこうとも考えましたが、昨年の秋にこのことを書いたのでお知らせしなければいけないと思いました。


 それは。


 我が家の葡萄園が壊滅しました。


 つまり、今年の収穫ができなくなり、来年の収入減が途絶えたことを意味します。


 今年の冬は寒いですね。昨年の12月には長野県の菅平が全国で最も低い気温を記録するなど、こちらは厳しい寒さにさらされています。今日、諏訪湖では御神渡りが確認されました。近くの神社の宮司や氏子総代が神事を執り行って正式に発表の運びになるでしょう。ここ数年見られなかった御神渡りが2年続けて見られるとは、信州の冬も少しは温暖化の勢いが止まったということでしょうか。


 そんな例年以上の寒さが訪れている冬の成人の日。都心でも初冠雪、交通機関の乱れ、そして成人の皆さんは着物の裾を気にしながら歩かれたことでしょう。安曇野市でも大雪が降りました。おそらく5,60センチといったところ。ここは新潟県境と違い豪雪地帯ではありません。10センチも積もれば例年通りの積雪、むしろ日差しがあたって雪をそこそこ溶かし、それが夜になって凍るのが怖い。スタッドレスタイヤを装着して車を走らせてもブレーキをかけるのは慎重にしなければ事故を起こす。

 ところが、成人の日には希に見るほど空から白い結晶がこれでもかと落ちてきました。まるで春が近づいたときに降る水分を含んだ大きな結晶となって。県北部の雪は水分が少なくさらさらとした雪だったのに、安曇野市がある県中部だけなぜか水分をたっぷりと含んでいる。しかも豪雪地帯にも負けないくらい降り積もった。


 翌日、晴れあがった空の下で雪に反射する日差しに目を細めながら仕事をして帰宅をすると、めったに自分から話を切り出さない父が言った。


「葡萄園が潰れちまった……」


 我が家の人間は表情を表だってあらわさない。内面の感情ほどには表情は豊かではないが、このひと言がもたらす重みは伝わってくる。自然のいたずらには勝てない。


 次の日、仕事帰りに畑に寄ってみた。18時過ぎ、夕闇が辺りを包む中、白い雪が異様なほど浮き上がって見えた。


 そこで見たものは、跡形もなく潰れた葡萄園の姿だった。


 何本も倒れた5~10メートルの赤いポール


 雪の中に見えなくなった、鈴なりの葡萄を支えてきた砲丸上に貼られた針金


 古いものでは30年以上同じ場所に根を張ってきたのに、根元から折れた葡萄の木


 昨年、最もおおい収穫量を誇った葡萄園が見事に壊滅した。あっけないほど簡単に。好事魔多しとはまさにこのこと。


 葡萄園は業者にお願いして復旧してもらう運びになりそうで、その見積もりが近日出来上がるようですが、おそらく300万円前後はかかるようです。この金額は潰れた葡萄園がもたらす収益よりも実は多額なのです。まさに圧し掛かる零細農家の悲哀。


 というわけで、自分が稼がなければならなくなりました。農協や行政からの保障の話は今のところ聞こえてきませんが、さてどうなるものでしょうか。今年はわが人生でも重大な時を迎えたようです。不思議と冷静な気分でいるのが可笑しなくらいですが、でも気を緩めるわけにはいかないですね。この勝負、勝たなきゃならないです。零細サラリーマンの意地の見せ所!?ということで。


 今日はこの辺で。時事批評の種、探しておきますね。

 昨年末の総選挙が終わって以来、この国は政局がニュースのトップになった。そして、被災地の状況はとんとお目にかからなくなった。東日本大震災に直接被害を受けない私が震災関連のブログを書くのは結局テレビやラジオで見聞きするしかないが、政治の話ばかりが先行するのでは何も書きようがなかった。ガラパゴス批評を自然消滅させるのもありではないかとずっと考えていた。たいしてアクセス数があるブログではないから、無くなったところでどうってことはない。


 けれど、今の日本の状況ではやめられそうもない。この国の状況は何も変わっていない。政権が変わったところで市民はその日暮らしのように日銭を稼いで生きていることには変わらない。労働賃金が安くても、家族を養うためには働かざるを得ない。だが、たとえ生活費は仮に賄えても、そこに扶養や医療費の負担が突如湧いてくれば簡単に貧民層に墜落する。トランプゲームの大貧民はそこから大富豪にも抜ける道はあるが、現実の大貧民は堕ちたら抜ける方法はない。


 今、安倍内閣が経済浮揚政策を重点に置いて政策を実行している。しかし、21世紀はグローバル社会、自国が政策を実行しても他国で何か起きたらすぐに影響が及んでくる。変動制の為替相場では、投資家が一気に株を売却するなどを行えばギリシア危機よりもひどい状況が日本に訪れる。今、投資家が狙っているのは日本の国債を売却するタイミングだという。目に見えない投資家との経済戦争に日本は勝てるのか?負ければ、本当に大貧民が生まれてしまう。


 21世紀の戦争は国家対テロだという。そして、経済、金融の世界でも、国家対投資家がいわば戦争状態であるといってもいい。明治時代や昭和前期なら一気に戦争を仕掛け、兵器を生産してバブルを産み出そうとしていたが、太平洋戦争の結末で核兵器が使われる段になり、戦争が世界の終末を意味するようになり、今は戦争を国家浮揚の手段とはだれも考えていない(とは書くが、太平楽に浮かれている状況ではない。戦争を起こしてはいけないと念じつつ、でも起こるかもしれないと危惧した方が冷静でいいのではないか)。戦争を起こしたら、少なくとも東日本大震災の被災地は二度と立ち上がれなくなる。安倍内閣が終末の緊張感を持ち、見えない投資家との経済戦争に勝つことを意図して政治を行う気概と綿密な政策はあるのだろうか。民主党を反面教師にしただけの政策では、今後も不安である、というのが今の感想である。


 書く頻度は落ちてしまったが、なんとかこのブログを続けていこうと思っている。今だからこそ、余計に。


 

 先日の衆議院議員総選挙では失望だけが残った。この国には政治風土は根づいていないのだと思い知らされた。民主党に飽き飽きした、失望したといっても、あとは雪崩を打って自民党を圧勝させる結果をもたらした。自民党は前回敗れた総選挙時と比べても得票率は変わらないとはいえ、圧勝した事実は変わらない。


 日本の選挙民は、政治をワイドショーを見るように人気投票と同じに考えている。自民党が勝ったということは、自分の投票が死票になることをおそれたからだろう。国会議員を選ぶ選挙も、AKB総選挙と変わらぬ安直さで投票したのだ。候補者は投票に結び付けるように人気取りとしか言えないような歯の浮いた公約をしゃべっていたが、まるでAKBが握手券をつけてCDを売って人気を得るのとなんら変わらない。選挙民はそれを喜々として受け入れる。


 で、これから起ころうとしているのは一体何か?


 原発再稼働と新規建設。


 右傾化を強めるが、かえって米国との関係悪化をまねき、隣国とも関係悪化の懸念がひろがる。


 経済政策を進めようとするがEUの破たんと世界の金融市場の激変により恐慌にちかい状況のあおりを受けるため、政策がとん挫する。


 公共投資をすすめるがそれが土木関係に偏る。


 そして、震災復興は進まない。


 と、なれば。


 もし現在が明治中期や昭和前期だったら、間違いなく戦争に突き進むだろう。だれも戦争を望んでいないと知りながら、不況を断ち切ろうとして突き進むはずだ。石油というなのエネルギーを得ようとすれば、戦争を仕掛けて原料を得ようとするのが自然なところだ。


 国民がなんとなく戦争をのぞむ空気のままに突き進む。だれが戦争を仕掛けた犯罪者かよくわからないままに。


 でも、世界は第二次大戦で戦争というものがもたらす結末がどんなものかを知ってしまった。だから、戦争は起きないだろうといった楽観的な思いはある。だが震災した人の物心が救えないこの現状、雇用が守れず最低賃金も保障されない現状を戦争なしに打開しなければならない。この痛切な現状認識を政治家の誰も持っていないし、語ろうともしていない。政治家は安きに流れて甘い言葉を語り、選挙民は改革という甘い果実だけをほおばり期待から外れると次の選挙ではまた人気の出そうなところに安易に票を投じる。本当にこの国には政治風土が根づいていない。


 選挙が終わった後、日本に呆れかえった。馬鹿馬鹿しくなってブログを書く気にもなれなかった。いまでもこんな扇情的なことを書いてだれが読むのかと思っている。


 2013年は空気を読まないことに決めた。この国の欠点は空気を読みすぎて芯の意見を持てないことにある。周りに染まらず、空気を読まず、でなければこの国はつぶれるぞ!!


 年末に暗い記事を書いてしまった。この天邪鬼さは2013年になっても治らないな。来年は厳しい年になりますね。だからこそ、前を向いて。自分を信じて歩いて行こう。


 

 今日(12月19日)の『プライムニュース』に自民党の石破茂・幹事長が登場し、そこで民主党について語った。


「猛烈な反省の上に立って今後を見定めるべき」


 民主党の代表選挙が22日に行われるはずだったが、地方組織に意見を聞くべしとの異論が噴出した。そのため輿石東・幹事長が延期を提案しそれが可決された。おそらく首班指名は代表以外の名前を民主党議員は書くことになるのだろう。党や国の役職に就いた人間よりも表に出なかった人物の方が民主党は期待できるのではないか。

 で、前回の政権交代時に石破幹事長は自民党が参議院のトップを指名した過去を上げて、民主党も今回はそれでいいじゃないかと言っていた。


 代表をすぐに決めるより、猛烈に反省すべし。


 民主党内部にいるより、対岸にいた方が相手が良く見える。石場の言うことは正鵠を得ている。私は自民党に今後も票を入れる気にはなれないが、石破のいうことは一家言あると思っている。

 

 それにしても、自民党が右寄りなら民主党は左寄りになるのか? どっちにしてもこの2党はやっぱりそっくりなのだろう。似た者同士、いや二卵性双生児だ。この2党でパーシャル連合をするのはなんらおかしなことではないんじゃないの?

 今回の選挙は、


 自民党は最後のチャンス、


 民主党は言い訳をやめて反省することが捲土重来の鍵、


 日本維新の会は分裂含み、


 日本未来の党は小沢氏の終焉を物語り、


 みんなの党は政策が民主党の臭いがする、


 ということが解った。


 で、残りは解党した方がいいのでは?


 だが、この選挙の真相は選挙民が投票を人気で決めたことだ。これでこの国は大丈夫なのか?