翌二日目の朝、いよいよ村巡りに出発です。
スケジュールの都合上、この一日でモンテロッソ以外の4つの村全てを周らなければなりません。
宿の方からも『村を周る時は、車ではなく電車を使った方がいい』と言われていましたので、まずはモンテロッソの駅へ。徒歩で10分弱というところでしょうか。
朝からじりじりと気温が上がっているのが肌で感じられます。
日陰にいないと・・・
電車がやってきました。
やはり観光客は多いですね。席は一杯です。
私達は一駅ごとに降りるので、ドア前に立っていましたが、そこも結構な人でした。
モンテロッソを出発して約3分程で隣の村である『ヴェルナッツア(Vernazza)』に到着しました。
駅からとりあえず一度海の方まで下り、その後一気に“登山”開始です。
途中の展望台?にて。
本当はもっと上まで登ることも可能でしたが、徐々に強くなりつつある日差しの中、6歳と4歳の子連れであること、さらにまだ他に3つの村を見て回ることを考慮し、とりあえずここまでとしました。
ちょうど後ろから太陽が当たっている為、海の色が綺麗です。
『ヴェルナッツア(Vernazza)』をあとにした私達は、次の『コルニリア(Corniglia)』 に到着しました。
町は前方にそびえる丘の向こう側です。
この階段を登りきらないと町にはいけません。
強烈な日差しの中、観光客の皆さんは徐々に“あご”を出しておりました。
そりゃーそうですよね、皆さんあれだけ体格が良ければ・・・・。
これでもまだ階段途上です。はるか下方の線路が見えるでしょうか・・・。
我が家は、長崎の急坂で鍛えた経験を持つ為か、比較的みんな階段に強く?この程度なら問題はありませんが、いかんせん陽射しのお陰で吹き出る汗には参りました。
面白いもので汗をかいている時に水を飲むとさらに汗が出るんですよね。
今回は水どころでは収まらない暑さでしたので、冷たいグラニータを食べたところ、一発で汗が止まりました・・・。氷の威力恐るべし!!です。
本来は町が出来るようなスペースがない場所に作られた町なので、このような細い路地だらけです。何となく長崎の『軍艦島』を連想してしまいました。
下の写真は昼食(軽食)に立ち寄ったカフェにて。
こういうさりげないジョークがいかにもイタリアを思わせて楽しいですね。
この『コルニリア』、皆さん苦労して上っただけあって、町からの展望は素晴らしい。
これは展望台から見た隣の村『マナローラ(Manarola)』
厳しいロケーションが良く分かります。
お次は展望台から見えていた『マナローラ(Manarola)』に向かいます。
さあ、また苦しい苦しい登山の始まりです・・・。
このチンクェテッレの絶景を楽しむ為には、どうしてもこの“登山”は欠かせません。
整備された歩道は途中まで。
『階段』と表現するにはあまりに険しい岩と瓦礫の急坂を登り続けなくてはなりません。
時間は午後2時前後。
照りつける日差しがもっとも厳しい時間帯だったこともあり、家族はこの展望ポイントに残し、私だけさらに上を目指して登り続けました。
山の最上部にあたる展望ポイントは、それは凄い絶景でしたが、なんと!悔やまれることにカメラを家族の元に残して来てしまっていた為、その絶景は私の脳裏に刻まれただけの幻となってしまいました・・・。
人間の頭の中身もダウンロード出来れば・・・なんて思ってしまいますね。
これは“登山”途中から振り返ったコルニリア、ヴェルナッツア方面。岬の突端に町が群がるようにひしめき合っている様子がわかります。
『行きは良い良い帰りは辛い』
下りは子連れにとっては非常に辛い難行苦行となりました。
岩と瓦礫の急坂、おまけに雨が少なく乾き切った土は滑り易く、慎重に歩みを進めなくてはならず、結局上りの倍近い時間がかかってしまいました。
途中で出会したドイツ人家族達(家内が会話してドイツ人と判明)は、私が一人だけ登った展望ポイントに向けて去って行きましたが、奥さんは完全にバテバテ。一人だけ大きく家族に後れをとっておりました・・・無事に登れたでしょうか・・・。
町まで下りて来た私達。
さすがに家族の疲労は隠せません。
そんな我々の活力回復への“カンフル剤”になってくれたのが、この“海鮮フリット”です。
これはカラマール(イカ)のフリット。
(途中まで夢中で食べてから、はたと気がついて写真を撮りましたので量が少ないですが、本当は“山盛り”です!)
左上にある瓶ビールと一緒に立ち食い、立ち飲みでしたが、これが最高に美味かった!!
カラマールは新鮮で熱々、コリコリの食感、フリットの油は甘く、微かな塩味。これにレモンを少し絞って・・・とくれば、これでビールを飲まないで何を飲む?という感じです。
ホント、レストランでの改まった食事では味わえない醍醐味ですね。
ところでこの海鮮フリットのスナックのお店、このマナローラとお次のリオマッジョーレに一軒づつしか見かけませんでした。
普通ならもっともっとこの手のお店がゴロゴロしていても良さそうなのですが・・・この辺が商売気がないというか何と言うか面白いところです。
ところでこのマナローラは、前出のブロガーさんのコメントにもあったのですが、5つの村の中で最も海の透明度が高かったように思えます。
町を下ると直ぐそこが入江になっているのですが、皆海に飛び込んでおりました。
下の2人、気持ち良さそうに浮かんでいますね。
水着を持ってくればよかった!!ま、どのみちゆっくりここで海に浸かっている余裕はなかったとは思いますが・・・。
カラマールのスナックにて、その疲れと渇きを癒した私達(大人だけ)は、最後の村、『リオマッジョーレ』に向かいました。
つづく

































