こんばんは、サードメディスン・プロジェクトの軍場です。
今日は「週刊エコノミスト2016 2/23 特大号」の「サイエンス最前線」でとりあげられた「睡眠と覚醒」の内容を紹介します。
睡眠は脳を休めるだけでなく、昼間脳に蓄えられた記憶の中で不必要なものを消去し、重要なものを長期記憶として保存します。
昼間起きて夜眠るという生活の基本リズムは、目から入ってくる光の情報をもとに、視床下部にある脳細胞でつくられます。
これはサーカディアンリズムといい、ラテン語のサーカ「約」とディアン「1日」という意味で「約1日のリズム」という意味です。
このサーカディアンリズムを刻む細胞が作る基本リズムに、さらに他の身体からの情報が加わることにより、脳幹にある覚醒細胞と視床下部にある睡眠細胞が交互に活動し、各個人に特有の覚醒と睡眠のリズムができます。
睡眠が始まると、脳全体の細胞の活動が徐々に低下し身体の筋肉の緊張がとれます。
この時期を「ノンレム睡眠」と呼び、4つの段階を経てこの睡眠は徐々に深まっていきます。(1段階約20分)
4段階目が終わると突然脳の神経活動が復活します。
この時期は、手足は動かず、あたかも起きているように目をキョロキョロさせることから「Rapid Eye Movement」レム睡眠と呼びます。
このレム睡眠が20分程度続いた後に再びノンレム睡眠に戻ります。
通常睡眠中にこのノンレムとレムのサイクルを4~5回繰り返します。
(約1時間半/1周期)
ノンレム睡眠とレム睡眠の切り替えは、脳幹にある覚醒細胞が行います。
覚醒細胞の1つはアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質を多く持ち、睡眠中に急にその活動を高めるとレム睡眠が起きるようです。
また、覚醒と睡眠のサイクルの調節物質としてオレキシンと呼ばれる脳ホルモンが欠如すると、普通は眠りに入る時はノンレム睡眠からレム睡眠の順番のところ、ノンレム睡眠を経ないでいきなりレム睡眠に入ることが分かっています。
これに似た現象にナルコレプシーと呼ばれる病気があります。
ナルコレプシーとは時と場所に関係なく、突然強い眠気に襲われたり突然全身の力が抜けてしまうといった症状が現れる病気です。
10代の若者に多く、数百人に一人の割合で発症し、例えば学校の授業中なら特別に被害はありませんが、居眠り運転による事故の原因の一つと考えられています。
オレキシンの減少がナルコレプシーの原因の一つであることが確定しています。
オレキシンは視床下部にある脳細胞で作られ、脳幹では覚醒細胞を安定して持続的に活性化させることで、覚醒状態の維持をしています。
オレキシンが減少すると覚醒細胞の活動が不安定になり、その結果、ナルコレプシーのように覚醒からいきなりレム睡眠に切り替わるような現象がされると解釈されています。
さらに、視床下部のオレキシンを作る脳細胞には嗅覚を司る大脳辺縁系からも多くの情報が入ります。例えば嬉しいことや心配事があって心臓が拍動して夜眠れなくなる事は大脳辺縁系からくる情動の情報により、オレキシンを産生する細胞が影響を受けるからだと考えられています。
オレキシンは全身の血圧と血流分布の調節作用を持ち、作用部位は小脳です。
オレキシンは覚醒と睡眠だけでなく、摂食行動をはじめとする覚醒時の行動全般に影響すると考えられています。
オレキシンをサードメディスン理論のイオンマトリック図にプロットするとしたら、左下だと仮定できます。
上記のオレキシンの特徴からオレキシンの分泌が少ない人は食欲が抑制されやすかったり、覚醒しにくい、またはレム睡眠が多くなり、身体能力を発揮しきれない可能性が高い事が考えられます。そういった事とサードメディスン理論との相関性から左下だと仮定できます。
同時にTMチェックの読み解き方としては、右上が多く左下が少ないとナルコレプシーリスクが高いと予想できます。ナルコレプシーを発症していなくても、類似の症状を発症しやすいと予測します。
「オレキシン分泌UPブレンド」
パルマローザ 5滴
クローブ 5滴
ペパーミント 2滴
ゼラニウム 2滴
ホーウッド 3滴
フェンネル 2滴
シナモン 1滴
無水エタノール 5ml
香水として手首に適量塗布
オレキシンの予想位置と同分類の芳香成分を含む精油のブレンドです。
もしオレキシンの予想位置があたっていたら、上記レシピでオレキシンの分泌を促進できるかもしれません
上記レシピで覚醒を促し、行動を活性化させ、意欲を向上させる可能性も考えられます
またオレキシンの低下に伴う状態は、ナルコレプシー以外にも睡眠時無呼吸症候群患者の覚醒困難状態、透析患者の透析後脱力疲労感、低血圧に伴う覚醒困難状態、新生児のほ乳摂食障害などさまざまで、その改善が可能になることも考えられます。
効果はおいておいても、車内にもおすすめのブレンドです
ーーーーーーー告知ーーーーーーーーーーーー
レシピの根拠などはサードメディスン・アドバイザー基礎・応用講座で理解できるようになります。
また、自分にはどちらのレシピがあっているか知りたい場合はお近くのサードメディスン実施店で、嗅覚を使った体質診断(サードメディスン・チェック)を受けてみてください。
サードメディスン体験したい方はサードメディスン実施店で、「TMP入門講座実施店」を検索するかTMP本部開催のサードメディスン入門講座へ
海外でも特許取得の嗅覚を使った体質診断法「サードメディスン・チェック」を学びたい方はアドバイザー基礎講座へ
サードメディスンの講座は以下のようになってます。
⓪サードメディスン入門講座
①アドバイザー基礎講座
②アドバイザー応用講座
③インストラクター養成講座
④トレーナー養成講座
「サードメディスン入門講座」か「アドバイザー基礎講座」から申し込む事ができます。
※サードメディスン入門講座は全国のサードメディスン実施店の「TMP入門講座実施店」で受講可能です。
『アドバイザー基礎講座 』
講師:軍場大輝
時間10:00~17:30 受講料 90,000円 年会費12,000円
(クリックすると申込フォームにジャンプします)
「サードメディスン・年間スケジュール」
>>詳しくはコチラ<<
>>サードメディスン全国実施店一覧<<
このブログを読む前後に目を通してくださいm(__)m
【 メディカルアロマ 目次 】 ←初めての方は便利です
【ブログ内検索】 ←検索したいキーワードを入力するだけで記事がみつかります