「化学」とか「合成」って聞くとどいうイメージがあります
なんかそれだけで悪いものってイメージありません
今回はその代表格でもあったDDTという
強力な殺虫効果のある成分について検証してみたいと思います。
DDTは発見当初、安価に合成できて
多くの昆虫に少量で殺虫効果を示し
しかも人間などの高等生物にはまったく
無害と思われてました
実際は、昆虫の体内に蓄積されたDDTが
それを食べる鳥の体内に蓄積され死においやるとか
長期間の環境への残留性、ヒトに対する発がん性が指摘され
水や食品、南極の氷にいたるまでDDTが検出
ヒトの母乳にまで汚染が判明し、環境ホルモン作用の
疑いまでもたれ、よもや世間から抹殺されました
現在ではヒトに対しても発がん性がなく
環境残存性に関しても2週間
海水中でも1ヶ月で90%分解されることがわかっています
又、スリランカではDDTの定期散布により
年間250万人を数えたマラリア患者は31人まで激減していました
しかし、DDTが禁止されてからはもとの250万人まで逆戻り
今後、温暖化によって日本も感染症の問題は
対岸の火事ではありません
現に、今年の夏もO-157など感染症は例年より増えております
温暖化に歯止めがかからなければ
自然なもので対処したくても
その自然なものがなくなっていき
化学に頼らざる得ない状態になるでしょう
アロマにしても供給が追いつかないでしょう
化学だからと無条件に否定するのでは無く、化学を厳しい目で
チェックする事の方が大切なのかもしれません
逆に精油も自然だからといって無批判に信じることは危険です
最低限の情報は手に入れてから使いこなしましょう