リビングと2階洋室のフローリングを張替えることにしました。
奥様は幅広のパイン材で北欧風がいいというので探しましたが、なかなかちょうど良い物がありませんでした。材質は無垢材で極力安い物にしたいので、幅広材はあきらめて普通の幅の物でちょうど在庫処分で安売りしているものを見つけました。
早速注文。すぐに届きました。
床下には断熱材がしっかり入っていたので重ね貼り工法で張ることにしました。その方が撤去したフローリングを処分する手間も省けるし、床の厚みが増える分、床下から冷気を断熱するにも多少の効果があるのことです。
家にはドイツのメーカーであるフエスツールのベーシス作業台という物があります。丸鋸の作業台ですが、通常の加工作業時にはこれだけでほとんどの出来てしまうたいへん便利な工具なのです。
しかし、集塵機なども含めて持ち運ぶには少々重いため、難しい加工はいえでやることにして、現場では簡単に加工できるスライド丸鋸を別途購入しました。
釘打ちにはフロアーネイル用の釘打ち機があると作業がはかどりそうです。コンプレッサーはあるので空圧工具を買えばいいやと思っていましたが、よくよく考えると家にあるコンプレッサーは200V用ですので100Vしかない現場では使えません。
仕方ないので釘で一つ一つ打ちこんでやろうと決意し、フロアーネイルと直貼り用ボンドを買いました。
作業としては、端の壁から張る方向を決め、長さは床の寸法通りに切って、あとはボンドを付けて張って釘打っての繰り返しです。
無垢材なので多少の隙間(コンマ何ミリ程度)をあけなければ、木は収縮しますので伸びたときに浮き上がってしまう心配があります。
家族総出での手伝ってもらったおかげで20畳ほどのリビングは2日でほぼ張り終わりました。
張り終わったらすぐにオイル塗装を行います。一回目はオイルをフローリングに十分吸わせて、最後にウエスで拭き取って一晩乾燥します。乾いたら2回目の塗装を行いウエスで拭き取ったら終了です。このとき400番ぐらいの耐水ペーパーで磨き、ある程度乾いたらウエスで磨きながら拭き取ればツルツルの床になりますし、簡単にウエスで拭き取るだけなら表面が木の質感に近い状態で塗装できます。
最後に幅木の取付と玄関上がり框の取付を行い完成となります。
無垢材なので曲がった木もあって部分的に隙間が空いているところもありますが、まあ許容範囲でしょう。ぱっと見には良い出来でした。
以前のダーク色のフローリングから白っぽい床になったので雰囲気も明るくなりました。
2階洋室は別の日に作業を行いましたがだいぶ慣れた事もあって一人で一日で張り終わりました。
その後幅木を付けて塗装して完了しました。


