いよいよ大イベントとなるロフトのリノベーションに取り組みます。
現在のロフトは専用の梯子でいちいち設置しての上り下りとなっています。梯子を付けっぱなしにすると部屋のど真ん中を占拠されてしまうのでとても邪魔です。さらに梯子が結構重くていちいち付けたり外したりするのも大変です。
壁沿いの位置に梯子のをずらしてスペースを確保しようと考えましたが、梯子を置く壁部分はデットスペースになってしまいます。
広くは無い2階洋室なのでなるべく有効に使いたいと考え、階段収納にすることにしました。

 

階段収納にする位置をきめ、ロフトの床を一部撤去しすることにしてロフトの柵も新たに作り直すことにしました。
まずは撤去から行います。不要となる柵と床部分を壊しました。
ロフトの床下と壁の部分を剥がしたときに一部が軒天の上に位置していて、断熱材が無い部分を発見しました。なんか寒いと思っていたのはこれが原因のようです。
隙間を断熱材でしっかり埋めてからロフト部分の床も一階二階と同じパイン材フローリングを貼りました。

階段収納は現場で作るのは無理なので、自宅に戻り作業場のベーシス作業台を使ってパーツを製作することにしました。

パーツだけ作るのは、運搬を考えて組み立ては現場で行うためです。

材料はフローリングと同じくパイン集成材を使うことにしました。ただし、節無しの12mmの板にします。
フエスツールのベーシス作業台は加工が簡単なので加工だけならすぐに出来ます。
階段なので強度を重視し、ビスは使わずにすべてほぞ組にすることにしました。

ほぞ穴はルーターを使って6mmの溝を掘り、ほぞはベーシス作業台でほぞ穴ピッタリになるようにガイドをセットして、何回か調整しながらスカスカにならないサイズでちょうど良くなるようにセットしたらあとはすべてのほぞ部分を一気に加工します。
すべての作業は半日ほどで終わりました。

後日、パーツを運んで現場で組み立てます。
ほぞをピッタシに作りすぎて手ではなかなかはまらないので鉋で少し削って現場合わせしました。
工具もクランプも十分にない状況で四苦八苦しながらなんとか一日かかって組み立て終わりました。工具のありがたみを感じる一日でした。昔の大工さんはこんな作業でも精度の高い仕事をしていたのですから凄いものです。

翌日、接着剤が乾いたのでクランプを外して設置しました。
サイズもピッタシでした。高さのある部分はコートなどが掛けられるようコートハンガーを取付ました。それ以外の収納はサイズがまちまちな収納スペースとします。
扉を付けるかはまた後日考える事にしました。
ロフトへの上り下りも普通の階段よりは一段の高さが高いですが、梯子を登るよりは遙かに上り下りしやすいです。
収納も増えて一石二鳥だったので、階段収納作戦はナイスアイデアでした。
ロフトも綺麗になったついでに、照明の蛍光灯を撤去してレールライトにしました。
だいぶおしゃれになったと思います。
残りは柵をどうするかですが当面は無くても困らないので、またゆっくり考える事にしました。
集成材の材料費は17,000円、レールライト照明は照明器具とセットで10,000円ほどでした。