煙草が1本しかない。
少し前の話になるのだけど、PCを初期化した。
うちのパソコンはもうだいぶ古い上にかなり使っているからウイルスに侵されやすく、数年に一度初期化していてこれで三度目になる。
何度経験しても寂しいものだけれど、今回はちょっとヤバめな感じだったので、ほとんどバックアップも取れないままに初期化せざるを得なかったから余計に寂しい。
嗜む程度の自己満足だとはいえ、自分の書き置いていた文章たちを消さなければいけないのはとても寂しい。
もう何年かしたらこのパソコンも寿命がくるのだろうなあと思うと、余計に寂しい。
大好きな映画やバンドのステッカーがべたべた貼られたこの子が、なんだかとてもいとおしく感じた。
ついでにディスクのCDやDVDも読み込まなくなってしまったため、泣く泣く外付けのディスクドライブを買った。
物持ちはかなりいい方だけど、コンピューターとかになるともう直すという選択肢を捨てなくてはいけないので、なんだか仕方ないのかなぁと思った反面、いろんな思い出が詰まったこの子をいつか手放すときが来るのだということがとても寂しかった。
ひとはサヨナラの前に、傘を用意しておく必要がある。
これは昔読んだ辻仁成の小説の一部分だけれど、本当にそうだといつも思う。
始まりがあっても、終わりはなければいいなんて、そう思うこともままあるけれど、始まって終わりが来ることをたくさん経験して、人はいつか死を受け入れられるようになるのかなあと、そんなことを思った。
明日は仮面ライダーのためにちょっと早起きをしてみようと思う。
なんていう不純な動機。きっかけはなんでもいい、とは思うけれど。