湘南辻堂のアロマテラピーサロンLeaf&Epiの銭坂則子です。

毎週月曜日はナースのりこの部屋♪

 

 

看護師28年目の私が見たり・聞いたり・体験したり・考えたり・感じたことを私目線でつづりたいと思っています

 

 

新人の時 呼吸・循環器病棟に配属されました。

そこでの3年半が私の看護師として、社会人としての基礎になっています。

 

 

忘れられないお見送りの瞬間はいくつもあって。

 

 

その方は私が勤務していた深夜帯でお見送りになるかも・・・毎日面会にいらっゃる旦那さまをいつ呼ぶか・・・間に合わないなんてことが無いようにしないと・・という状態で新人の私はとっても緊張していました。

 

 

朝を迎え、申し送りをしていた時。

旦那さまのおじいちゃんが『おはようございます~』と現れて。

その方はおばあちゃんに会いたくて病院の前の丘を毎朝徒歩でいらしてました。面会時間は15時からでしたが、誰もが目をつぶっていました。

 

 

そのまま申し送りを続けていると心電図モニターのけたたましいアラーム音が。

パッとみると、そのおばあちゃんのモニター。すぐ後ろのドアを開けると、おじいちゃんがおばあちゃんをハグするように抱えていて『おはよう』と声をかけていました

 

 

その後はほとんど覚えていないのですが・・・

 

 

おばあちゃんはじいちゃんが来てくれるのを待っていたんだなぁ~。

こんな奇跡あるんだなぁ~と深く感じ。

おじいちゃんがうれしそうにハグしている時の光景ががあまりにもすてきだと思ったことを覚えています。

 

 

多くの方を見送っていて、旅立つ瞬間はご自分で決めているんじゃないかしら・・と思うことが多々あり。この方のように大切な人を待っている。反対に今までご家族がいらしたのに、安心したように一人で逝ってしまう。

 

 

日本では『死』は忌み嫌われて隠す傾向にありますが、必ず訪れるもの。どんな風に・どんな環境で最期を迎えたいのか、それぞれが考えて自然に話せるといいなと思っています。最期を意識することがどんな風に生きるかにつながると思うから。

 

 

看護師という仕事柄、このような場面に出合うことがあり、ありがたいことでその度に考える時間をいただけています。

 

 

そんなことが普通に話せて、酸素したままでも、車いすでも、心が元気がない時にも、ただ話がしたいだけの時もふらっと立ち寄れるCafeを作るのが夢の私です。