今日はパルシステム埼玉で、埼玉県深谷市に拠点を置き、県内35軒の酪農家が所属している「埼玉酪農業協同組合」とその酪農家の牛乳を加工している「西武酪農乳牛株式会社」の方々が主役の勉強会。




我が家もマイハハがパルシステムの「酪農家の牛乳」が好きで、カフェオレに入れたり、甘酒に入れたりして飲んでいます。



パルシステムの牛乳は全てそうですが、今回の埼玉県産の「酪農家の牛乳」もPasteurized( パスチュライズド)製法(72℃以上で15秒間/HTST- High Temperature Short Time)を採用。

 

殺菌する温度が低いことにより、生乳中のタンパク質の熱変性が少なく、加熱時に受ける影響が少ないため、加熱臭が殆どなく、さらりとして甘味があり生乳に近い風味を味わえます。

 

ただそのため、消費期限が短い(届いた日を含む5日間)というデメリットもあります。

 

今日はこの「酪農家の牛乳」の「低脂肪牛乳」についても学びました。

「酪農家の低脂肪牛乳」は、「酪農家の牛乳」と同じ原乳(生乳)から、脂肪分だけを抜き取り、乳脂肪分1%だけを残した低脂肪牛乳で、カロリーは約35%カット。(普通の牛乳は乳脂肪分3.5%~)。

脂肪分以外の栄養成分は無調整牛乳とほぼ同じ。

 

一般に売られている低脂肪タイプの「低脂肪乳」の多くは生乳と水に脱脂粉乳やパターを水で溶かして加えた製品で、その場合、表示も[「加工乳、乳飲料」となっていると。

 

「低脂肪生乳」で、HTST製法で製造されている商品は市販では殆ど見られないとのこと。

 

「酪農家の低脂肪牛乳」は特別感を感じました。私も飲んでみたくなりました。マイハハは昔はアメリカではLow Fat Milk (低脂肪牛乳)を買っていましたが、今はリッチな方がお好きのようですが。両方買って飲み比べしてみたいです。

 

日本で消費量が多い食品は1番が牛乳/乳製品、2番が穀類、3番が野菜だそう。

(「2024年度国内消費量(概算)」農林水産省「食料需給表」より)

 

そして日本で搾乳用に飼育されている牛の約99%がホルスタイン種。

 

ホルスタインの出身地はヨーロッパなので、寒さに強く、暑さに弱いという性質を持ちます。

気象変動で異常に暑い夏が続いていて、酪農家は牛のケアに大変で、今回お伺いした保延さんのところでは、数分おきに冷たい水の白い霧が放出されるようになっていて、扇風機も常時動いているので、夏は電気代だけでも月に100万円くらいかかるそう。

 

牛の管理が大変な上に、餌(乾草、濃厚飼料)も海外からの輸入に頼っており、戦争等の影響で値も上がり、餌代も大変で、経営も大変そう。

そして、夏場は牛がばてるので、搾乳量は減るけれど、需要はアップ。

冬場は搾乳量が増えるけれど、需要はダウンとうまくいかず。

 

経営も難しい上、後継者がおらず、約130戸?ほどの酪農家戸数が23年で34戸に減少。

このままだと埼玉県の酪農もどんどん減って牛乳が飲めなくなる!と今日参加していた組合員の方々は定期的に届く「ぱるくる便」で頼んで、酪農家をサポートしなければ!

と改めて強く思われたよう。

 

酪農の検査は大変で、検査員も少ないのに、1日で酪農について、そして帳票類の見方の勉強はなかなかハード。でもわかりやすい説明あり、よくあの時間で要点をつかんでフォローできたものだと感心しました。

私は講義でも、「しくみが分かればOK!帳票類とかわからなくて大丈夫!」と組合員の方々に伝えていました(本当ですもん)。

 

私自身も改めて、日本での酪農の危機を感じ、消費者が日本で生産される牛乳を飲み続けたいのであれば、飲んでサポートしていかないと、牛乳や乳製品は海外からの物に頼らなくてはならなくなってしまうと思いました。