映画の「国宝」やっと観れました。
周りの皆が観ていて、どういうものかと思ったのですが、豪華でしたね~。
私は20代30代は能に携わっていて、アメリカで能囃子全米コンサートをプロデュースして、どうにか赤字にならず、素人としては大成功とミネソタ大学院の演劇学部のニーリー教授に褒められたのですが(エッヘン(*^-^*))、能の囃子方の方々(能管は一噌流の一噌幸弘さん、小鼓は大倉流の大倉源次郎さん、大鼓は大倉流の大倉正之助さん、太鼓は金春流の故金春国和さん)は皆家元で素晴らしかったというのもあったなと。
そしてシテ方の喜多流の松井彬先生はグループで一番の年長者で、家元ではなかったのですが、海外で活躍なさっていた方。
ツアー中に、皆さんからいろいろとお話を聞いていたので、家元として生まれたことの辛さ、大変さ。
家元でないことで能力があっても限界があるジレンマをお聞きしていたので、今回の「国宝」を観て、能も歌舞伎も同じだなと思いました。
大倉正之助さんは、幼い頃から缶詰の缶で鼓の練習をお父様からさせられて、お弟子さん達も沢山いたし、「お父さん」というより「師匠」として接しなければならなかったので、普通の家族とは違っていたと。
それで高校を出てから一旦能の世界を飛び出て、畑で有機栽培をしたりした変わった経歴を持っていらっしゃいます。
皇室もそうですが、生まれながらにして、自分の居場所、することが決められているのは辛いだろうなと思いました。
それにしても吉沢亮の妖艶さ!そして歌舞伎役者が一生かけて学ぶことをあれだけの短い期間でよく頑張ったと思いました。
「ばけばけ」では全く違う役。
役者ってすごいな~。
到底できないな~。セリフを覚えるのも大変だし...って思いました。
でもたまには映画を観て、日常の雑事から離れるのもいいですね。