今日は年に一度のオーガニック検査員判定員の合同研修会。

今年は実に22のオーガニック認証機関が参加。


有機の認証機関は国内で51機関?

検査技術や情報の共有を認証機関同士で行うことによって、検査の統一を図るのが目的。


オーガニックについて学び、統一した検査技術を確立し、共有するために世界で初めて33年前の1991年に設立されたIOIA(国際オーガニック検査員協会)。


そこの講習会をサンディエゴで受けて、必死の思いで食べる時間もそこそこに、ひたすら勉強して、テストとレポートで無事合格したのがその4年後。


当時多くのオーガニックの認証機関が講習会にリクルートに来ていて、合格したことがわかった途端、海外の認証機関にニュースが広まって、認証機関へ検査員として登録依頼が殺到。一時16の認証機関に登録して検査を。

思えば、その時が1番のモテ期⁉️てへぺろ


当時はまだ国レベルでの認証がなく、認証機関同士が相互に認め合うことを話し始めていて、国レベルの認証基準が出来た際には、早く国同士がお互いの認証を認めあったら生産者も輸出する際、各国の認証を取らなくてもいいのにとIFOAMやIOIAの先輩達がずっと働きかけてきたのを覚えています。


結局、IOIAの創始者メンバーのJim Riddle氏とJoyce Ford氏がIFOAM の基礎基準を作り、それが政府間での諸々の取り決めに使われるコーデックス ガイドラインに採用されたと聞いています。


今では日本の有機JASの農産物や農産物加工食品もこの同等性を生かして、EU、イギリス、スイス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、台湾などの国への輸出が生産者にとって、費用的にも楽になりました。


今日の講習会に向かう電車の中で、思わず30年近くの歴史を振り返って懐かしく思ってしまいました。