私には尊敬する人たちが沢山います。

そして尊敬する人たちから多くを学べています。

 

実践できていないことも多いけれど。

 

そういう尊敬できる方々にお会いできるというのは、ラッキーな運命だとつくづく思い、自分の運勢に感謝です。

 

尊敬する人たちの中に介護士の方々がいます。

父や母が介護のサービスを受けなかったら、お会いできなかった方々。

漠然と介護士の職業のことは知っていても、看護師さんもそうですが、知っているのと実際に接するのとは大きな違いあり。

 

父や母がお世話になっているところは、本当に皆さん「人間が出来ているな~」と思います。

 

マイハハを見ていると、私が表面的に優しい言葉で話すのと、心から優しい思いで話すのと、違いがわかるのをマイハハの態度からわかります。

マイハハの長年の勘というのか、多くの人間に接してきた経験からなのか....。父もそうでした。

 

だから急いでいる時など厄介で難しい時もあります。

 

マイハハがデイサービスやショートステイでお世話になっているホームの方々は本当に利用者に対して優しい思いで接してくださっているから、あのマイハハもホームに行きたくない時は自分の理由であって、介護士やホームが嫌いだからではありません。

逆によく介護士の方々のことをいつも家でも褒めています(あまり褒めることがないマイハハが!)。

 

同じホームに行っている叔父が「彼らは皆本当に素晴らしいよ!皆が一番という気にさせてくれる」とよく話していました。

 

訪問介護の仕事をしている友達が、今介護福祉士の資格の取得するために勉強をしているのですが、講習を受けて彼女の心に残った言葉を教えてくれました。

 

「自立とは、24時間全面的な介護に支えられていても、主体的に生きること。

利用者さんの意欲を援助し、尊厳や権利が侵害されないように対応するのが介護職の役割」

 

 「主体的に生きるとは、自分の生き方の選択権や決定権をもつということ。」

 

な~るほど。

マイハハのホームの方々は皆さんそれをいつも実践なさっていらっしゃるんだなと思いました。

 

マイハハは私の母親ですから、尊厳や権利が侵害されないような対応は、私はできていないかな。

 

「あなたは私に敬意を表していない!」「バカにしている!」とマイハハがたまに私に言うのは私の対応や口調が介護士の方々と差があるからだなと思いました。

 

「パジャマとかパンツとかちゃんと変えてね!」

 

「マスク、汚いのは使わないで!新しいのが沢山あるんだから、それを使って!」

 

私がマイハハにそう言うと、明らかにムッとして、反抗してか、わざとかえずにいるマイハハ。

マイハハや周りのことを思って私は言っているのに、無視するマイハハを見ると、再度私は語気を強めて言ってしまうこともあるのですが、マイハハは、私の言い方で尊厳を侵害されて怒っているんだろうな~。

 

尊厳を侵害しない言い方...

ふーむ

 

マイハハに優しく言ってもきかないし...

 

言い換え図鑑というのにも、高齢者向きの話し方例とか出ているんだろうか...

私も時間があれば、ホームに見学に行って、介護士の方々の対応を見習いたいもの。