マイオットーは最初の膵尾部に出来たガンの摘出手術前に、ガンを小さくする目的でTS-1という抗ガン剤を3年前の4月に服用。1か月服用して1か月休んで、6月に手術。

 

効果あったのか、ガンは大きくならず膵尾部と脾臓の摘出手術を。

このTS-1では顔と爪がダークグレーになって、食欲も少し減った感じでしたが、それくらい。

 

手術後、TS1を6ヶ月服用。この時点で、体重は7キロ減。

 

昨年の10月に膵頭部にガンが再発したことがわかり、手術前に抗ガン剤を2クール実施することになり、11月からFOLFIRINOXという医師の友達曰く「全部乗せのような抗ガン剤」を胸にポートを入れる手術もして投与。膵臓ガンに効くという抗ガン剤がないとのことで、これが活用されるけれど、相当キツイというのは有名らしい。

 

医師の友達の言う通り、この抗ガン剤はきつかった。マイオットーは食べ物が食べれなくなって、いろいろな物が硬く感じられ、食欲もなく、髪も抜け、体重もドカンと減り、ここで、8キロ更に減。この時点でガンになる前より15キロ減。もともと太っていなかったので、15キロ減は大分きつかったです。

 

入院して、残りの膵臓、胆嚢、十二指腸、胃の一部を摘出。

 

退院して、1カ月後の4月14日から抗ガン剤のTS1を再度スタート。抗ガン剤4回目。

予定6ヶ月間。

4月16日から胃が重くなり、量を食べられなくなり、下痢、嘔吐で体重が3キロ減(ガンになる前より18キロ減)。そして何も食べられなくなり...

食べられなくなっても体格が良ければ心配しないものの、もう減らすところがないというくらいに上半身は痩せてしまったマイオットー。

 

このままだと、ガンではなく、予防のための抗ガン剤で死んでしまうのではないかと、本当に不安でいっぱいになり、もしかしたら今までのマイオットーの治療の中で私は一番精神的にきつかったかもしれません。

 

家族の前では明るくふるまろうとしていたものの、苦しく、能天気なマイハハトークを聞くのは修行のように思え、トイレのみが誰にも邪魔されない私のプライベート空間で、トイレにこもって一人涙タイム。

 

トイレで神様に、マイオットーが抗ガン剤やめられますよう、抗ガン剤をやめて快復しますようお願いしました。

 

いろいろとネットで抗ガン剤情報を見ると、抗ガン剤の効果がある人もいるが、効かない可能性の方が大きく効かない患者にとって、抗ガン剤はむしろ「毒」となるという情報が多く...。

抗ガン剤といっても本当に沢山種類があるし、程度もよるし、相性もあるだろうしでしょうね。

マイオットーもTS-1を初め服用した時は大して問題なかったのに、4回目となると体調も弱っていたこともあって、副作用がきつく出たのでしょう。

 

主治医がおっしゃっていましたが、大腸とか肝臓とか部位によって、効き目のある抗ガン剤がある一方で、膵臓ガン専門に効く抗ガン剤はまだないとのこと。

 

マイオットーはもう膵臓はないので、そのことは気にしなくてよいのかもしれませんが、とにかく、素人の私でも、「まずい!」「抗ガン剤をするにしても今じゃない!」と思った勘は後に後悔しないためにも大事にしてよかったと思いました。

 

マイオットーの現状を診て抗ガン剤を停止してくださった主治医に本当に感謝です。

 

今日は3食食べれているマイオットー。やっと私も少し安心(まだ抗ガン剤の副作用の恐怖から抜け出せていませんが...)。

 

私「今回は本当に死ぬかと思って怖くてトイレで泣いていたんだから...」キョロキョロ

 

マイオットー「まだ死ぬなんて全く思いもしていないよ」口笛

 

マイオットーのポジティブさ、あっぱれです!