今朝は「検査報告書を書かないと!」という冷や汗で目覚め。

まだ基本的な提出期限は過ぎてないけど…。


フリーのオーガニック検査員は『検査出来る日に検査仕事を入れる』という自由なスケジュールが組めるけど、検査のスケジュールを組んでから、予習、検査地への移動、検査、検査報告書の作成と、検査のbefore & after にも時間を取られる。


自由に組めるけど、検査前後の時間を考えると時給からすると最低賃金以下になることが圧倒的に多い。


賃金値上げできないのは、生産者の検査認証費用の負担を増やしたくないため。検査員は、それを理解して、この仕事に就いている人が殆ど。


検査員の『環境を考慮して生産している生産者を応援する』という姿勢があるからこそ成り立っている今の日本のオーガニック認証制度。検査員もしかるべき報酬があるべきと常々思って、せめていかに負担を少なくするかは考えているのですが。オーストラリアの最低時給賃金が2500円と聞いて、唖然。日本は全てにおいて安すぎるんだろうな。


それにしても、認証において、検査、そして検査員による報告書が最重要であることは言うまでもない。


というのも、検査員の報告書を読んで、判定が下されるので、検査員は、判定をする判定員達が判定しやすいような報告書に仕上げる必要がある。それも簡潔に!


そして基本的に2週間以内に仕上げないといけないから、検査仕事1件入れるにしても慎重にしないと睡眠を削って報告書作成となる。


私も検査員の仕事を本格的に始めて28年。いまだに報告書を書いている時はショボーンえーん気分。


でも書き上げた時の爽快感、そして検査現場で素晴らしい生産者や加工業者さんに直接お会いして学ばせていただけることの多さはプライスレス。


これがあるから、検査の仕事はやめられない。


そして、日本オーガニック検査員協会を運営していく立場、農林水産省の登録認証機関第一号として登録させていただいているリーファースを運営して、多くの検査員の方々に活躍していただいている立場から、検査員目線を忘れないよう、生産現場の現状を理解し続けていられるよう、頑張って検査は続けたいと思う。


でも休日に報告書作成か〜。

検査員に休みはないな。


家事もあるし、ゆっくり休めるのは寝ている時間⁉️

そんな休息の寝ている時間まで報告書にうなされるなんて〜。


報告書を早く終わらせよっとニヤリ