昨日は終戦の日でした。
戦争のために命をかけて戦わなければならなかった多くの若者、恐怖の中、家族を守らなければならなかった多くの人々。
戦争によって良いことなんて全くないのに戦争を繰り返す地球の人間達。
やっと立派な青年に育てた息子達が特攻隊に入隊したり、出征して一瞬にして命を絶ってしまった親の辛い気持ちははかりしれません。
私は鹿児島の知覧に娘達や友達を連れて行き、1人でも数回訪れ、青年達が出陣する前の家族への手紙を読んでは涙し、二度とこのようなことが起こらないことをお祈りさせていただいてきました。
特攻隊の詳しいお話しは、カリフォルニアでオーガニックの梅栽培をして梅干しを作っていらした故八木順成さんからアメリカ在住の時によくお聞きしました。
八木さんは特攻隊員だったのですが、マクロビオテック創始者の桜沢如一氏から「命を大切にしなさい!命を落とすな!絶食せよ!」と手紙をもらい、結局、数日絶食して体調不良で飛ぶことは出来ず、特攻隊員として命を落とすことはありませんでした。
でも順成さんの苦しみはそれから一生続きました。仲間だけ犠牲になって、自分だけ生き残ったことは精神的にどんなにお辛かったことでしょう。
桜沢氏からアメリカに行って梅干しを作ってアメリカで普及させることの指示を受け渡米。
見知らぬ土地での梅栽培には大変ご苦労なさりましたが、美味しい梅干しをいつも沢山送ってくださりました。
順成さんが一時帰国する際は必ず知覧に行き、仲間たちに祈りを捧げていらっしゃいました。仲間達のことは脳裏から一時とも離れることはないと。
戦争を知らない私ですが、順成さんを通して残った人々の辛さを感じました。
終戦日に「戦争は決してしてはいけない」ことを皆で再認識することはとても意味あることだと思います。
そして、今ある日本でこうして平和に生活できるのは犠牲になって下さった方々が守ろうとして下さったおかげだということを忘れてはいけないと思います。
8月はSUMMER、真っ只中❣️という感じですが、私にとっては一年で1番気が引き締まる月でもあります。
八木順成ご夫妻と。
奥様の数子さんは立教大学の先輩でした。