今日は私が幹事をさせていただいているリーダーシップ111の定例会

 

今日は定例会で、東京女子医科大学名誉教授であり日本糖尿病・妊娠学会名誉理事長の大森安恵先生のお話。

 

 

先生は89歳というお歳で、いまだ現役の女医さん。
特に糖尿病の権威者でリーダーシップ111には1994年の創立時からのメンバー。
糖尿病のこと、糖尿病と妊娠、元気の秘訣など、沢山のお話を聞かせていただきました。
 
(お話の中から)
・糖尿病に関しては1550年に書かれた医書に多飲、多尿という糖尿病の症状が記載されている。
・英語で糖尿病はDiabetes というが、もともとギリシャ語のDia+bainein (サイフォンの意)で、サイフォンから絶え間なく流れる水になぞらえて、ギリシャ人のAretaeus (81-138年AD)が命名。
・糖尿病をもちながら精力的な社会活動をした著名人には、藤原道長、トーマス・エジソン(アメリカの発明家)、ジャコモ・プッチーニ(イタリアの作曲家)、アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカのジャーナリスト兼作家)等がいる。
・過去において、糖尿病を患っていると妊娠は避けなければならない状況だったが、インスリンの治療薬により、血糖値が改善され、母体、胎児の死亡率は急速に減少していった。大森先生はこの分野でご活躍なさって国際会議でも発表。大森先生の著書に「糖尿病と妊娠の医学(文光堂)」がある。ちなみに今年はインスリン発見100周年。
・糖尿病には2種あり、I型糖尿病は20歳以下でなるタイプで、インスリンは必須。II型はインスリンを打つ必要はないが、妊娠中はインスリンを使う。
・大森先生の時代の医学の世界は男性の3倍働かなければ認められなかった。
 
(大森先生のコメント)
・子育てをしながらの仕事は、真の意味の兵力にならないので24時間保育所の充実が大切。
・まだ日本には男尊女卑の思想が残っているし、男性の意識革命を促すには、ひたすら自分の置かれた場で実績を上げることが大切であると思っている。
・海外留学を希望する人が少ないが、海外留学は海外の人々と交流し、多くを学ぶ意味でもとても重要で、海外留学者が減っているのは残念に思う。
・糖尿病を予防する、改善するためにはとにかく1に運動、2に食べ物(甘いものを全く食べてはいけないわけじゃないけれど、量をセーブする。たとえばりんごは1/4個とか。全体的に食べ過ぎは避ける)
 
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大森先生は89歳で、とても若々しく、お優しく、活き活きとなさっています。
大森先生が、大森先生の健康の秘訣はウォーキングなどの運動や木から気をもらうこととおっしゃったのは印象的でした。
大森先生は桜の花見で、🌸を見るのが目的でなく、桜の木から気をもらうのが目的とおっしゃっていました。
大森先生は前向きで、意欲的で、勉強熱心で、ZOOMミーティングも熱心に学ばれて、今日もZOOM講演をなさってステキでした。
 
大森先生のように素敵に歳を重ねていきたいものだと思いました💓