19日に視聴したグリーンピース・ジャパンのプラスチック汚染に関するセミナー。


プラスチック汚染の現状は、なかなか衝撃的でした。

 

下記はセミナーから

 

海に流れ続けるプラスチックは毎年最大1200万トン。これは毎分トラック1台分。


プラスチックが劣化し、微細なマイクロプラスチックに。


そのマイクロプラスチックはあらゆるところに!

 水道水からも検出、東京湾でカタクチイワシの8割からプラごみ、9割の食塩からマイクロプラスチック等。

 

現状のリサイクルや代替品重視の対策では7%しか減らず、海のごみは増え続ける。

 

プラスチックの生産全体の40%を占めるプラスチックの容器包装は2050年までに、最大で4倍に増える。


プラスチック増産に未来を託す石油化学業界。

今後5年で4,000億ドル(約42兆円)規模の投資、今後5年間で15億ドル程度(約1,575億円)をプラスチック問題への取り組みへ。

 

企業・政府の主な対応策

1.リサイクルの向上 パッケージの再生素材利用率や回収率リサイクル率を高める、など。

2.他素材に移行 パッケージをプラスチックから他の素材、髪やバイオプラスチックなどに変える。

 

これまで世界で生産されたプラスチックのうち、リサイクルされたのは、わずか9%。

 

回収されたプラごみ処理の内訳(年間900万トン)ーリサイクルといっても殆ど燃やされている。

 サーマルリサイクル(熱回収)56%、埋め立て・単純焼却16%、ケミカルリサイクル4%、マテリアルリサイクル(再利用)23%

 

「リサイクル処理のため」主要な先進国から輸出された廃プラスチックの量は約600万トン

 

日本の廃プラ輸出量は90万トン(内マレーシアに26万トン)

日本は米国とドイツと並んで、トップ3に入る廃プラ輸出大国。

 

使い捨て容器包装そのものからの脱却が必要

REUSEビジネスは1兆円以上の経済規模(世界のプラパッケージ20%がリユースになった場合)

 

ナチュラルローソンがプラ削減の一環で洗剤の量り売りを開始。


イギリスの大手スーパー、セインズベリーズは2025年までにプラスチック包装を半分に削減することを表明。

 

量り売りやパッケージレスなお店を増やすことがキーポイント。


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プラスチック汚染は海や海の生きもののみならず、人間にも影響がおよんでいて、改善スピードが追いつきそうにないこと。


私はゴミ拾いやゴミの分別をして、環境にとって良いことをしている気分になっていても、プラごみの殆どが輸出されて、それらの国でリサイクルではなく、燃やされ、国民がその排煙で健康を害していること。


ショックですねー。


水筒を持ち歩いたり、ストローは使わなかったり、リユースを心がけているけれど、プラスチック容器は便利で使っているし(。-_-。)


個人としては、


・ゴミで出すべきでないものを安易に買わない。


・出すゴミを減らすように努める。


まずは、これらを心がけようと思います。