先日我が家に来てくださったあべちゃん。

あべちゃんに沢山話を聞いてもらった母は毎日のように「あべさんは楽しくてステキな方ね〜」と。

そこへ、あべちゃんからの母へのお便り。
  


今日私はあべちゃんからの手紙を郵便受け📪で見つけ、

 

 

「おー」

 

と溜息。

 

出来る人は違う!

 

私は内心『申し訳ないなー』と思いつつ、あべちゃんが母の話を聞いてくれて、私があべちゃんに感謝しなければならないところ、私達への礼状プラス別に母宛に優しい手紙を!

 

普段は歩くのは極力避けているのに郵便受けにはテチテチと毎日向かい手紙を取りに行く母。

 

きっと自分への手紙が来てないかと期待して郵便受けを見に行っているんだろうけれど、歳をとり、友達も減り、残念ながら母宛の友達や知り合いからの手紙は稀。

 

母が郵便受けに行く姿を見る度に、娘達に小さい頃に読んで聞かせた絵本「てがみをください」を思い出し、胸がチクリ。

 

 

 

今日は母はデイサービスだけれど、帰宅したらあべちゃんからの手紙に大喜びするだろうな。

 

だから、郵便受けにあべちゃんからの手紙を戻して母に受け取らせることにした。

母の喜びを増やしてあげるため。

 

母は、きっと嬉しくて、手紙をそそくさと郵便受けの前で読んで、家に入ってまた読み返して、

「お返事書かなくちゃ!」

と、手紙の下書きを書き始めるんだろうな。

 

そして書いた内容を私に見せて、「これでどうかしら?」

(母は自分が書いた手紙を私に必ず読ませる。私が内容にどうこう言うわけじゃないのに、「きれいな字ね〜。立派な文章じゃない!」と褒めるからかな)

 

そして清書して、次は

 

「投函してね!いつでもいいけど」

とくる。

(でも、母の「いつでも」は「早く!」。私が投函するまで言い続ける(笑))

 

 

歳とって、単調なスケジュールで刺激がない毎日はさぞつまらないだろうな。

どうにか楽しくできないかと思うけれど、脚も弱り、身体も思うように動かないから本人も旅行や買い物にも行きたがらない。

編み物や絵描きにも興味を示さない。

 

こういうお手紙のやりとりが高齢者にとって一番嬉しいことをあべちゃんは理解しているんだなー。

 

さすがです。

 

私ももう少し時間の余裕が出来たらあべちゃんを見習って、高齢の叔父叔母達にも手紙を書こうと思ったのでした。

 

今日は心温まる学び!

 

あべちゃん、ありがとう!