今朝は農林水産省で農林物資規格調査会があり委員として出席しました。
この調査会では現在あるJAS規格の見直しや新たなJAS規格の制定等を行います。
今回は
障害者が生産行程に携わった食品のJAS
青果市場の低温管理のJAS
の制定が主な議題。今回委員会を通り、今後制定となることでしょう。
どちらも主旨はいいのですが、障害者(この言葉嫌い)が関わって適正に作ったものである認証規格を海外に先駆けて作ったとのことで、今後海外にも広めていく予定とのこと。
でも、個人的に疑問に思うのは、海外の、特に先進国ではハンディをおった方々(英語のphysically challenged peopleがまだしっくりくる)が健常者(この言葉も好きじゃないけど)と同じように暮らせたり動けたりするような取り組みが普通で、あえて「障害者が作ったもの」と言うだけの認証は障害者を特別視(これ自体が?)している感じで(うーん、うまく言えない) どうかなと。
障害者の方々が作ったものの工程がしっかりわかるようになったり、障害者の方々の賃金の向上や販売増につなげようとするのは素晴らしいことだけれど。
普通に有機認証を取得しました。そしてそれに関わっている方々の中にハンディを持った方々もいます。
と言う感じで、何かの認証に加えたプラスαの認証という感じならいいんじゃないかな。
と、内心思いました。
ハンディを持った人のことを思う時、思い出すのが視覚ハンディを持っている友達の福ちゃんの言葉。
「葉子さんは僕を1人の友達として付き合ってくれるでしょ。それが嬉しいんだ。
ボランティアの人の中で僕といることで何か他の人の手前良いことをしてまーすみたいな自己満足じゃないの?と思う人って多い。そんな人と僕はいたくなくても拒否しにくい場合が多くてさ。
僕は1人の人間としてフツーに皆と同じように接してほしいんだ。
アメリカに行った時は楽だった。皆フツーに接してくれたから。
将来日本もアメリカのようになるといいな。
ならなかったら僕はアメリカに行くかな」