実家の整理、終わりました!

 

まだ業者の方々に電気製品や大物の整理をしていただかなくてはならないので、終わったわけではないのですが、両親の持ち物、殆どすべてに目を通し、「要るもの」「絶対に保管しておいてあげた方がいいもの」の整理をすること40日間。

 

頑張りました!

 

物持ちの良い親の物の保管状況を見た友達や親せきから、「全てガチャンと処分するならともかく、必要な物を選別したり、他人にあげられるるもの、売れる物とかチェックするなら整理に最低1年以上はかかる」と言われ、『でも1年なんか待てない~』と家族総動員で週末は全て「実家整理day」とし、平日はホームに行って洗濯した後、夜中まで整理をする日々。

 

部屋が無意味に多くあって、各部屋に収納場所が沢山あって、その全ての収納場所にビッシリ物を詰め込んでいる母(父は自分の物しか整理しないので家事は全て母)。

 

先が見えず、「何でこんなものを保管しているんだろう!」


「何で今まで処分しなかったの!?」


と、一人整理しながらめげそうになって夜中に涙が出てくる時もあったけれど、娘達が一緒に手伝ってくれた時はどんどん整理できたり、家族のヘルプで共同作業の効果を実感。

 

勝手に処分するとかわいそうなので、母に処分の内容確認のことで確認すると、「あっ、それは捨てないで!  私が管理しますから」(『やっぱりねー、聞くんじゃなかった』と思いながら、母は記憶力が抜群でどこに何があるかを覚えているから後で問題にならないように確認)。


母と話すと、「○〇捨てないでよね」、「△は取っておいてちょうだい」、「★は私が帰ったら洗って干してきれいにしようと思うから」 ばっかり。

娘達にも電話で同じことをリピート。


母には「整理する」という意識がない。一人でいたら「ゴミおばさん」になる素質あり。

 

でも私もしつこく交渉をして、なるべく実家の物はもらってくれる方にお届けさせてもらったり、取りに来てもらって、「捨てる」のではなく、「あげる」ことは母も納得。


そしてスペース的に処分しなければならない物もあると母も感じ始めると、「お宝ものばかりでしょう!?」(お宝どころか、お宝と思っている物を処分する費用がかかることを母は理解していない。ピアノも3万円取られたし。「売ってちょーだい」はない!)

 

私「整理しようと思わなかったの?」

母「死ぬまで穏やかに好きなものに囲まれてすごそうと思ったのよ」

私「死んだ後、私が整理しなければならないの、大変だと思わなかったの?」

母「お宝を沢山残してあげたから葉子もそれで楽しめると思って」

私   (絶句)


母は能天気なのか、現実逃避なのか…


普段、人の面倒見がよく、他人に迷惑をかけるのが大嫌いな母なのに、これほどまでに物への執着心があったのは意外。


「物に困った世代だから仕方ない」と年配の方々に言われても、処分しなければならない状況下でそんなことを言われても先に進まない。


でも母は体調が悪くて、二度ほど危ない時期があったので、「物への執着=生への執着」と、よくなっている証拠とポジティブにも捉えてもいました。


とにかく、終了!


私が父や母の立場だったら…と考えて心を込めて整理したつもり。


だから勘弁ね。