集中治療室に入った翌日、脳神経外科の先生からお話あり。

與那覇先生という頼もしい脳神経外科の先生かの話によると、父の症状は強打による外傷のみらしく、内出血を少ししているため、血が止まり腫れがひいたらオーケー。くも膜下出血ではなく、外傷のためにくも膜下まで血が流れた感じ。記憶も3日間の沖縄旅行の記憶が脳に定着する前に頭を打っだから記憶が消えるのはよくある話と。

先生は沖縄人だったらすぐ家に帰して自宅で安静にしてと言うが、遠方から来ているからそうもいかないですねと。

外傷だから気圧は問題ないけど腫れがひかないと1%くらいの確率で痙攣が少し起きる時があると。だからその可能性があるのに大丈夫という診断書は書けないとのこと。

ということで腫れがひいて診断書を出してもらってからという決断をしたのですが、日に日に父の記憶が飛んでいき、話がチンプンカンプン。

点滴を外したり、脱出を試みようとする父。
何度、「今は安静にしていなければならない」と伝えでも「早く家に帰ろう!」と言い続ける父。

あれだけ聡明だった父が一瞬の出来事でどんどん壊れていく姿を見るのはとてもつらい。

でも86歳の母はきっともっとつらく、食欲もない。

「沖縄の人だったら家に帰す」
 
先生の言葉が頭の奥で響く。

マイリスクで強引に東京に帰った方が良かったのだろうか。

とても悩める。

今日は七夕。

たんざくに、「早く父が治って元に戻りますように」と書いた。

今日は沖縄は晴れ。

父が元に戻ることを信じて明日も父のそばにできるだけ長くいてケアしたいと思う。

パパ、早くカムバック!