みなさん、こちらの絵本を読んだことはありますか?
 
大きい1年生と小さな2年生
 

四谷大塚と東進オンラインが提供する小学生向け通信教育、東進オンライン学校小学部で題材になっていたので視聴しました。

授業では、2ヶ月で1冊の本を読んでいきます。

物語を読んで登場人物の心情の変化を掴もうという主旨の授業です。

このお話は、からだは大きいのに泣き虫の1年生のまさやと、からだは小さくても勝気で活発な2年生のあきよ。あきよの次に小さい2年生で、のんびりおっとりしているまり子。3人の小学生の交流と成長を描いた物語です。
 
あきよはホタルブクロという花が大好き。でも、やっと見つけたホタルブクロを、いじめっ子に折られて泣いてしまいます。勝気なあきよの涙を初めて見たまさやは、たった1人でホタルブクロを探す旅に出ます。

まさやは、あきよちゃんを喜ばせたい!という一心で。
1人で登下校もできなかったまさやが、不安を跳ね除け頑張る姿に、子どもも引き込まれていました。

そして、まさやは、あきよちゃんのおかげで頑張れた、と言うのです。
背が小さいことを気にしていたあきよと、背はそのうち伸びるよ~とのんびりしているまり子。
自分が頼りにされていることを知り、あきよはだんだん背が小さいことが気にならなくなってきます。
 
年長さんだけど、小さいうちの子は、最初は
「〇〇(自分)はまり子と一緒~。背はそのうち伸びるよ~。」
と言っていました。
まさやが小学校までお母さんと歩くシーンでは
「〇〇もママと小学校まで歩いたね。」
と言ったり、小さいけどしっかりもののあきよに
「〇〇も小さいけどしっかりしてるお姉さんだよ。」
と、みんなにシンクロするところがあるようで、物語にハマっていきました。
 
長いお話ですが8回に分けて読み聞かせがあり、ちょうど続きが気になるところで終わるので、
「次も、次も。」
と、3日くらいで見てしまいました。
 
対照的な3人の成長と友情の物語で、「おしいれのぼうけん」や「ダンプえんちょうやっつけた」の古田足日さんの作品です。課題図書や読書感想文にもよく選ばれているようです。
 
 
 

 

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