
今年のイラン戦争やウクライナ戦争のように地政学リスクが高まってきたときは、各アセットクラス(資産クラス)がどのような動きをするか、頭に入れておいた方がいいですね。
例えば、一番分かりやすかったのは「原油」です。
イラン戦争ではホムルズ海峡の封鎖リスクによって、原油価格が一時は2倍以上に跳ね上がりました。
また、逆に株式・貴金属は下がり、米ドルが上がりました。
これにより、原油と株・貴金属は逆相関の関係になっていることが分かりました。
逆相関とは、Aが上がったら、Bは下がる
のように値動きが逆に動くことです。
このように、特定の資産クラスが逆相関の関係になることは、毎回同じ現象になるわけではありませんが、そのタイミングでは参考になります。
私もイラン戦争で原油が高騰していたときは、株式投資をするときは原油価格も合わせて見ていました。
原油が上がると、株式(S&P500※米国株も、日経平均も)は下がる
原油が下がると、株式は上がる
なぜ、こういう現象が起こるかというと、原油に関しては需給の問題※もありますが、ヘッジファンドのような大口の投機筋が「原油買い」「株式売り」の両面で取る戦略をでいる可能性もあります。
※将来の需給を織り込む期待(リスクプレミアム)
「じゃあ、どうすればいいの…?」
ということですが、
地政学リスクが高まっているときは、「相場が不安定で何がどう動くか非常に読みにくい可能性が高い」ので、下手に短期投資はやらない方がいい、が正解になります。
特に、大きなポジションを持ったまま翌日まで持ち越すと、夜中や早朝に大きく変動したとき、想定以上の損が出るリスクがあるので危ないです。
なお、地政学リスクが高まっているときは、貴金属(特に金)が上がりやすいと言われていますが、今回は貴金属も株式と一緒に下がる傾向がありました。
これは、資産を売って現金を確保する(株式が暴落したことによるレバレッジ勢のマージンコール)動きにより、貴金属も売られたと考えられます。
特に、金は2026年1月に大きな上昇がありましたので、その反動で利確しようという動きが強かったようです。
このように、そのときそのときの状況に応じて、各アセットクラスの動きは変わりますので、もし短期投資をやるときはしっかり見極めて、原油や日経空売りなどをヘッジで持ちつつ、ポジションも小さめにして取引するのがいいと思います。
基本的には、相場が不安定なときは手を出さない、「待つも相場」を意識するのが大事です。
なお、今回お話したのはあくまで短期投資(トレード)についてです。
長期投資(積み立てや長期保有)は、見ている時間軸が違いますので、地政学リスクなどは関係なくコツコツ続けるべきです。(むしろ暴落の局面では、長期目線では積み増しすべき)
私も、ウクライナやイラン戦争のときは、短期投資はせず、長期積み立てだけ続けていました。
投資は自己判断自己責任ですが、ご参考までに。
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