先日、息子のトントンと療育センターに行ってきました。
「困っているトントンのことを助けてくれる先生がいるから、
一緒にお話を聞きにいってみよう!」と
トントンに伝えて行ったので、
最初は大人しくしていたトントンですが、
部屋に呼ばれるなり、
怖くなったのか、暴れだして部屋から逃げ出したがり、
スマホのゲームで落ち着くような状況でした。
それでも、
児童精神科医の先生は、
優しくてゆっくり話を聞いてくださり、
「まずは本人が安心できる環境を作っていくことが一番で、
新しい環境への対応は少しずつですね」と
敏感さを理解してくださり、
とても良かったのですが‥
実は、はじめて療育センターに問い合わせたのが11月で、
12月末にワーカーさんと面談ができて、
その後に3月の予約予定だったもののキャンセルによって繰り上がって、
たまたま先日診察を受けることができたのです。
そう、
医師の診察まで約3ヶ月待ちの現状。
そして、心理士さんの検査も受けてみましょう、という事で、
また心理検査を受けて結果は半年後‥
そんな現実みたいです。
療育センターは特に保険が適用されるからというのもありますが、
「今」困っている、
かけれるお金もない、
誰に相談していいかわからない、
という方にはなかなか辛い現実ですよね‥。。
一つは、
お金をかける前に
学校の先生に相談をして、使える手を使うのがいいと思いますが、
私は自分から、
特総(横浜市特別支援教育総合センター)にいって個別級判定を受けたいこと、
スクールカウンセラーに相談して息子のフォローをしていただきたいこと、
を伝えたので、
一番身近な先生たちとの連携はかなりスムーズだったと思います。
特にスクールカウンセラーの先生は、
人にもよるかもしれませんが、
フラットな立場で家族の状況を見て一緒に考えてくださるので、
心強い味方だと思います。
今は学校とのやりとりも1週間に1回連絡帳を渡しにいって、
帰りは先生が届けてくれる流れなので、
朝の「休みます」の連絡の煩わしさも無くなりました。
(そうなるまでのやり取りについてはまた別の記事で書いてみます)
またその日に前後して、
HSC「ひといちばい敏感な子」の著者
アーロン博士の「HSP」のドキュメンタリー映画上映会にも行って来ました。
ドキュメンタリー映画だったので、
リアルなアーロン博士を知ることができ、彼女もHSPで悩んでた1人で、
世界中にたくさんの人がいると知ることができました。
そして20%の割合なので、
マイノリティではあるけれど、
決して「疾患」とか「病気」ではなく気質なのだという事。
ただ、
どうしても一般的な社会常識として、
内気な性格傾向は冷たい目で見られがちで、
「男は強くあるべき」とか
「◯才だからこうあるべき」
「人にあったら挨拶するべき」
なんて常識にとらわれてしまう事で、
生きにくさを感じてしまうのだと思うのです。
また、「アスペルガー」や「自閉症」などとの鑑別診断も難しく、
「両方の知識がある医師じゃないと診断できない」とも言っていました。
確かに、
私自身も息子のトントンの状況について、
「障がいでないのはわかるけれど、
一体なんなんだろう??」と
最初は悩んだりしました。
お友達の声に耳を塞ぐ、
電車に乗ることができない、という過敏さは
普通ではないし、
かと言って、
聴覚過敏というほどでもないし、
別に家や緊張が解けている場面では異常でもないのです。
それで、HSCという言葉に出会って、
パッと光が差した気がしました
今回のように、
たとえ医師の診察を受けても、
心理検査をしなければ診断も下されないので、
結局、現状維持になります。
だからこそ、
自分で気づいて
自分の力で子どもを守っていかなければいけません。
そして、
そのために必要な知識と情報は
自分で得ていかなければいけないなと改めて思いました。
子どものことを一番わかっているのは、
親である自分自身です。
また、
私は医師ではないので、
診断はもちろんできないけれど、
でも小児領域の作業療法士として、
これまで200人以上の障がいのある子どもたちを担当してきた経験はあるので、
私自身のHSCの子の子育て経験も含めて、
伝えられる何かや
寄り添える何かはあるかもしれないなーとも思いました✨
まだまだ私自身も、
子どもたちとの日々に寄り添い、
学び中なので何ができるかはわかりませんが、
少しずつ動き出していこうと思っていますので、
繋がりあってくださる方がいたら嬉しいです。
また経過を報告しますね♡
最後までお読みくださりありがとうございました!!
ワコウヨウ