夜、歯を磨きながらなんとなく見ていた
テレビで視聴者から届いたお悩みに
芸能人が答えるというのをやっていました。
その中で、就活中の大学生の女性の
お悩みが印象に残りました。
彼女は地元が好きで、趣味も多いので
地元のこじんまりした会社で
プライベートの時間をしっかり取りながら
自分のペースで働きたいと思っています。
幼い頃から人と競争したりすることが
極端に嫌いだった自分の性格を
鑑みての思いでもあるとのこと。
でも、お母さんは
大手企業への就職を強く勧めてくる
そうで、お母さんのことが大好きな
彼女はどうしたらいいのか迷っている
というお悩みでした。
見ていた私が感じたのは、
私とは違う反応だな、ということです。
就職ではありませんが、
進路を決める時、私も親に反対されたん
ですよね。
私がはじめにいいなと思っていたのは、
自宅からは通えない私立大の文系学部でした。
でも、母に
「私立で下宿はお金がないから無理」
とあっさり却下され、代わりに自宅から
通える地元では評判のいい私立大を
勧められました。
ちょっと捻くれていた私は、
すんなり従うわけもなく、
それなら国公立の看護大学を目指すこと
にしました。
看護学に対して純粋におもしろそう!
という興味ももちろんあったのですが、
「思い通りになんてなってあげない」
という母への反抗心が動機の芽生えだった
のかもしれません。
そして、そのあと
更に父に反対されたんです。
「看護師なんて大変やからやめとけ。
公務員の方がいい。」ってね。
氷河期、不景気真っ只中だったことも考えると、
公務員になって安定した生活を
送ってほしいと考えるのも
父の愛情だったのだと思います。
でも、当時の私は親に
希望する進路を「反対される」
=「大切にしてもらえない」と感じ
とても悲しかったんです。
今思うと反抗しながらも、
親の期待に応えられない自分を責めている
私もいたのかもしれません。
でも、私は諦めませんでした。
特段父を説得するわけでもなく、
そのまま突き進みました。
両親は、それを見守ってくれました。
当時の私は、「反対された」と思って
いたけど、父は大人の立場からの
「意見を言った」だけだったんだと
思うんですよね。
そして、それは私に苦労させたくない、
幸せになってほしいという
父なりの愛情の形だった。
父も母も私の気持ちを尊重してくれない。
そう思いながらも、高校生だった私は
自分の進路を自分で選択しました。
今の私が客観的に眺めると、
みんな尊いなあ、と思うのです。
冒頭の女子大生のお母さんがどんな人
なのかは分かりません。
でも、大好きなお母さんだからこそ
どんな道を選んだとしても、
娘が幸せになるために選んだことなら
いつかその思いは届くんじゃないかな。
そんな風にも感じました。
自分の気持ちを丁寧に見つめられる
素敵なお嬢さん。
あの頃の私にも、
素敵なお嬢さんにも、
自分で選んだ道を大切に歩いてね。
そんなエールを送りたくなる夜でした。
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございました![]()

