私は本を読むのが好きです
幼い頃は祖母からもらったお小遣いで
買い集めていたのが福永令三さんの
クレヨン王国シリーズ
低学年が読むにはちょっと長いし
難しい話に感じていました
でも、分からないなりに読み進めて
最後まで読み切った時は達成感が
ありました
正直、クレヨン王国が面白いなという
気持ちよりも、この達成感と
本棚に少しずつ本が増えて並んでいく
様子を見るのが嬉しくて
買っていました
中学生の頃には折原みとさんの
「時の輝き」とか、いわゆる少女小説の
ようなジャンルを読むようになっていました
検索してみると懐かしい表紙と出会えました♪
恋愛について書かれているものが
ほとんどなのですが
今振り返るとその頃の私にとって
少し恥ずかしくて、でも気になること
こっそり知りたいな、見たいな、という
感情を満たしてくれるような
寄り添ってくれるような存在が
本だったと思います
すぐに読めてしまう漫画よりも
長く楽しめる小説の方が好きだな、とは
この頃から感じていました
高校生になると医療系のものをよく
読むようになっていました
テレビドラマの影響もあって医療の
世界に興味を持ちはじめていた頃です
看護師で随筆家の宮子あずささんの本を
図書館で借りてよく読んでました
「看護婦だからできること」
「看護婦が見つめた人間が死ぬということ」
看護師の仕事に興味を持ったのはこの方
の影響もかなりあると思います
医師の山崎章郎さんの
「病院で死ぬということ」は当日話題に
なった本でもあり
受験生の頃に読んで勉強した思い出が
あります
大学の二次試験が小論文だったので
色々な本を読んでネタを増やしたり
たくさん書いて国語の先生に添削して
もらったりしていた時期です
今考えると、書くことも読むことも
好きな私にとってとても豊かで
貴重な時間だったな、と感じます
そして
地方の看護大学に進学したのですが
田舎であまり何もなかったのに
歩いて5分のところに新しくて綺麗な
図書館があったんです
暇があれば通ってたくさんの本を
読んだり借りたりしました
何を読んでいたかはあまり覚えていない
のですが小説をよく読んでいたような気が
します
誰かと過ごすのもいいけど
1人で図書館に行ってすごす時間は
大人っぽくてステキなちょっと特別な
時間でもありました
社会人になってからは
本屋さんに行ってはおもしろそうな本を
物色して5、6冊まとめて買っては
通勤の電車の中や休みの日など
よく読みました
吉本ばななさん、江國香織さん、
山本文緒さん、あたりが好きでした
段々と登場人物たちと近い年齢に
なってきて共感したり、羨ましかったり
癒されたり、知らない世界をみせてくれたり
どっぷりと世界観に浸りたい
時には長編を、軽く楽しみたい時には
短編集を選択したり
興味のある分野の本は知識欲を満たして
くれるし
作者さんの生活や考え、感じ方に触れれる
エッセイも読むもよき
色んな楽しみ方があります
振り返るとたくさんの時間を本と
一緒に過ごしてきたな、と感じます
今はというと
小川糸さんや川上弘美さんを好んで
選ぶのですが
実は中々読みきれないんです(笑)
年に数冊はなんとか読みきるのですが
読み始めても、読んでると寝てしまったり
(買ったものの読めてない本が2冊ほど)
子供と図書館に行った時に借りた本は
9割がた読まずに返却している状況です
今の私と本はちょっと距離感があるけど
それもまた、そういう時期なんだなぁ
とそのまま受け入れる気持ちでいます
読めてなくても
本はやっぱり好きですしね
こうやって書いてみると、読みたい欲が
むくむくと育ってきてるのも感じます
豊かで愛おしい存在であることは
ずっと変わらない、そんな気もします
今日は思いつきで私と本について
書いてみました
読んでくださったあなたは
どんな本が好きですか?
どんな本を読んで生きてきましたか?
振り返ってみるとちょっと豊かで
ステキな時間がすごせるかも
しれませんよ(私がそうでした)
自分が読みたいと感じた本は
心と向き合うきっかけをくれたり
新しい視点に気づかせてくれたり
心をそっと癒してくれたり
その時々の私たちに必要なものを
与えて寄り添ってくれる可能性を
持っていますからね
私たちの心の支えや成長の糧となって
くれるのでしょうね
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございました