浸潤性乳がん・・・手術のち無治療 -35ページ目
昨晩は早く寝たので気持ち良く目が覚めた。
今日は1日食事は食べられない。
昨晩22時以降は水も禁止だったので
水も飲めない。
喉が渇いて仕方ないけど、我慢、我慢。
私の手術はトップバターで9時開始。
主治医は8時50分頃、病室へ来るらしい。
術衣と着圧ソックスへ着替え
なんともいえない時間をやり過ごしながら
主治医を待った。
私の主治医はとてつもなく穏やかな方。
拍子抜けするほど、穏やかだ。
病室へ入ってくると
『おはようございます。
ついにこの日が来ましたねー。』と
ニコニコと笑顔で声を掛けてくれた。
そして、看護師さんと歩いて手術室へ。
ラウンジで待機してくれていたYちゃんも
一緒に歩いて手術室へ向かう。
手術室へ向かうエレベーターへ乗っている
一行は私を含めて3組。
こんな相乗りは初めてだった。
出来れば最後にしたい。
手術室の扉の前でYちゃんとはお別れ。
『行って来るね。』
『うん大丈夫。待ってるね。』
少し振り返ると、他の家族の方と
『緊張しますね。』と
Yちゃんは話をしていた。
だよね。ごめんね。と思いながら
手術室前室でしばし待機。
全部で手術室は10室位かな。
手術待ちの患者さんがぞろぞろ沢山いる。
私達の頭の上には不安の雲が
渦巻いていただろう。
生年月日・名前・リストバンドの
バーコード確認。
このワンセットを受付で1回。
私が手術を受けた部屋 7番の前で1回。
手術室に入り 麻酔科医から1回。
計3回の確認を受けた。
安心。安心。
前回の手術時、同姓同名の方が同時刻に
手術を受けていた経験があるので
聞かれる度にはっきりと答えた。
各手術室へつながる広いスペースには
見渡す限り、何十人もの医療従事者の方々が
せわしなく準備をしている。
前回の手術はストレッチャーだったから
天井しか見えていなかったので
この光景は初めて見た。
まるでドラマだ。
医療系のドラマが好きなので
ずっと見ていたいくらいの光景だった。
手術室の扉前には麻酔科の看護師さん。
昨日、病室に来られた方だった。
あの時の雰囲気とはまるっきり違って
完全に医療従事者の顔。
きりっと凛々しい顔になっていた。
『昨日、お部屋に伺った○○です。』
そう言われなければわからない程だった。
手術室へ促され、部屋を見まわしていると
ベッドへ横になるようにと声をかけられる。
とても狭く、温かいベッドだった。
思わず『あったかい。』と声を出したほど
気持ち良い温かさ。
音楽は、前日まで悩みに悩み
やっぱり星野源のアルバム
【 POP VIRUS 】にした。
主治医は『 これ誰? 』と
オペナースさんに聞いている。
『星野源ですよ。』そう聞くと
両手の人差し指を上に向かって立て
『これの人だ!』と踊ってみせた。
ちょっと動きが違うのが
先生らしくて面白い。
『そうです。それです
』
そう答えながら笑ってしまった。
誰かが踊ればいいなと思ってはいたけど
まさか、執刀直前の主治医が踊るとは 
『新垣結衣さんと、結婚したよね。』と
またもニコニコと私に笑いかけた。
『それは、次にかかりますよ。』
私の声と同時に、
【 恋 】が手術室に鳴り響いた。
そんな先生と私の会話とは関係なく
スタッフは手際良く
身体に色々な装置を付けていく。
いよいよ手術が始まる空気感に
一瞬、胸がざわっとして
何の感情だかはわからないけど
不思議と涙が出てきてしまった。
優しい主治医、優しいスタッフに
囲まれながらの安堵感と緊張感。
そして、ここまで長かったなぁ・・・
色んな気持ちがごちゃまぜだった。
麻酔科の看護師さんは
私の涙をそっとふいて
『私も星野源、大好きなんですよ。
音楽聴こえますか?
不安ですよね。ここにいますからね。』と
私が麻酔に落ちるまで、
ずっと私の手を握っていてくれました。
心に寄り添うってこうゆう事なんですよね。
前日、病室で感じた私の勘は当たっていた。
『はい。聴こえます。
ありがとうございます。』
そう答えると、すっと眠りに落ちた。
手術当日②へ続く 
思い起こせば 6月25日。
年に1度の乳癌検診が始まりだった。
あれ以来どれ程、この日を待ちわびたか。
本当に長い長い日々だった 
今日から6泊7日の入院生活。
10時半に入院受付の予定なので
Yちゃんと車でいざ出陣!
友人がどうしても顔を見たいと
病院の駐車場で待ち合わせるも
雨がざんざん降りで断念。
(チャリなので雨なら来ない約束)
とても優しい人だ。
ずっと心を寄せてくれていた。
お母様を乳がんで亡くされているので
余計、私のことが心配なのだと思う。
10時10分 予定通り病院到着。
入院初日は忙しいとは、
ブログで予習済だけど
想像以上に慌ただしかった。
入院受付後、病棟へ上り
入院説明を受け、
手首にバンドを付けられる。
身長・体重の計測後、部屋へ。
その後の流れは大雑把に書くと
12時:昼食
14時:乳腺外来で手術する側にマーキング
15時:センチネルリンパ節生検の注射
16時:リハビリテーション科で計測・説明
18時:センチネルリンパ節生検の撮影
15時からのセンチネルリンパ生検。
【 コレハトテモイタイ 】と
こちらもブログで予習済 
『これって、痛いんですよね。』と聞くも
『そうですねぇ。頑張って下さいね♪』と
優しく微笑み答えられた 
注射の途中でも、
『後半分、後半分頑張って♪』と
注射を打ちながら応援してくれた。
ありがとう。先生。
覚悟もしてきたので
痛いけど、我慢できる痛さでした。
だから、これから受ける方も
これを読んだのなら大丈夫!
・・・なはず
注射後の私は、
『思ってたより大丈夫でした!』と
元気に言いながら、
2度ほどシャツのボタンを掛け間違え、
『ゆっくりでいいですよー。』と
これまた優しく声をかけてもらった。
部屋へ戻り、
手術着の説明や着圧ソックスの計測。
主治医の訪問などなどナドナド。
看護師さんは何回部屋へ来られたか
もはやわからない。
荷ほどきをし、過ごしやすい部屋作りや
手術後に動けない自分を想定して
水やストローのスタンバイ。
手術翌日、手術着からパジャマへ
着替えさせてもらう為に
パジャマとパンツと靴下を
分かりやすくワンセットに置いたり。
その間で夕飯を食べ、シャワーを浴び、
明日と明後日の流れを予習し・・・
夜にはへっとへと 
おかげて緊張しつつも、
前日よく眠れなかったのも
あってか9時間も寝た。
自分でも大したものだと思う。
色々盛り沢山な1日ではあったけど
1番印象に残ったのは
麻酔科看護師さんだった。
私はとにかく、優しい人が好きなので
ぱっと見の顔つきや雰囲気で
“ この人は優しい人か否か ”
“ 相手の立場に立って寄り添える人なのか ”
センサーが作動する。
麻酔科看護師さんの顔を見た時に
私の中の “この人は寄り添ってくれる人だ”
センサーが作動した。
この方が、私に質問する時
床に屈み込んで話し始めたので、
『椅子、どうぞ。』と声をかけたけど
いいえ、大丈夫ですよと話しを続けた。
前回の手術で
吐き気に苦しんだ事がトラウマだと
話すと、吐き気止め、出来る限りの事を
やらせて頂きますと笑顔で答えてくれた。
そして
『手術時のCDあるなら、
是非持参して下さい!』と
にこっと笑い、部屋を出て行った。
翌日の手術は
その方が手術担当だったので
その話はまた書きたいと思います。
とにもかくにも、入院初日は忙しい。
でも忙しくて良かった。
感傷に浸る間もあったものではない。
ここへ来ても、
『こなせ、こなせ!』だった。
今日、無事退院出来ました。
7日のブログは時間を見てみたら
おそらく手術終了から2時間後くらいに
書いたものみたいです。
麻酔でうとうとしながらも
応援してくださった方に
お知らせしなくてはと
思ったみたいですね。
入院した部屋の電波が悪く、
あのタイミングは奇跡的に
ブログを投稿出来たのですが
その他は入院中、備忘録として
下書きしていました。
おいおい、投稿出来ればと思っています。
ブログを見て下さった方、
いいね!を下さった方、
コメント下さった方。
私の手術に関わって下さった皆さんに
感謝します。
ありがとうございました。
手術終わりました。
応援くださった方、
ありがとうございます。
今朝、近所の神社にお参りに行ってきました。
とにかく、心も身体も少しでも楽に
手術と入院期間を過ごして帰って来れるよう
人生初!のお札を賽銭箱へ入れて
お願いして来ました。
今回、 思いがけず乳癌が見つかり
色々と思うことがありました。
私の周りにいる人達の温かさや冷たさ、
人間性が透けて見えるような日々でした。
乳癌に罹患した以上、
治療する道を選択する他ありません。
乳癌ブログで色々と学ばせて頂いた事に
とても感謝してます。
これから先も、
みなさんの体験談を参考に
私なりのベストを見つけていけたらと
思っています。
明日、入院。 明後日、手術という事で
今は不安な気持ちがだいぶ大きいですが
前進あるのみですね。
行って来ます!

