無治療ゆえに病院は遠い存在
私は今まで
乳房のセルフチェックを
した事がありませんでした 
えへ
その代わりと言っては何ですが
1年に1度の乳癌検診に
その役割を担ってもらっていました。
数年前、乳がん疑いの時は
怖くて、自分でその存在を確認せず。
（結果は嚢胞）
乳がん告知を受けた後も、
1度もその存在を自分自身で
確かめようとしないまま
手術で右乳房は無くなりました。
でも探しても多分、
分からなかったと思います。
主治医が初診時に
『よっくこれ見つけたなーっ
』って
眼鏡を上げ下げし、フンフンと感心しながら
画像を見つめる程の小さな癌。
触診では見つけられないレベルの
小さな癌だったからか
主治医は1度も触診はしませんでした。
他2名の年配医師は、触診するも
『 全然わからないね 』そう言ってました。
そんな状態でも乳房に癌は存在し
浸潤を始めていて、ステージ1の乳がん。
そして現在。
私は手術後、無治療なので
乳腺外科と距離を置いた生活をしていて、
正直、今 乳腺外科は
ちょっと遠い存在に感じています。
前回の診察は4月の半年検診。
次に病院に行く予定は
10月の術後1年検診。
あと3ヶ月半。
・・・の予定でした。
いや、気のせいだよね
本来ならば、6月は毎年
乳がん検診を受けている月。
今、気付いたけど
1年前のちょうど今日、6月25日は
乳がん検診に行った日だ。
ムムム 
検診日からまだ1年しか経ってないことに
ちょっと驚き。
で、前から気にはなっていたんです。
残っている左胸。
検査の間隔が空いちゃうなーって。
なんかそれも怖いなーって。
なので、人生初セルフチェック
やってみたんです。
寝る前に横になって、
残っている左胸をチェック。
いや、しこりなんてあるわけないし。
眠いし。
ふんふん。ないよ。ない。
眠いよ 
でも思いついたからやらなきゃ 
あれ？ ん？ いやいや・・これ骨？
すごく小さいけど硬い。ん？
逆と比べてみよ。
・・・ないんだった 
sokka
気のせいでしょ？ まさかね・・・
今まで、手の感覚で乳がん疑いや
乳がんを感じたことがないから、
この感触が何を示すのかわからない。
初セルフチェックで初しこりの感触。
まったくもって自分に自信がない。
ん～～～～～～～
スーハー スーハー
（深呼吸、深呼吸）
んなわけない。
そう自分に言い聞かせ、
普通に生活を続けていたんです。
誰にも言わず。
たまに、その存在を確認しては
またネット検索を始めている
私がいました。
【乳がん 反対側】
【乳がん 反対 確率】
あのさ～、しこりあるかも
私がYちゃんに、
『 反対側にしこりあるかも 』
そう話したのは、
しこりの存在に気付いてから
1ヶ月以上経ってからでした。
スーパーの駐車場に車を停め、
お店に入る、まさにその瞬間。
なんでそのタイミングだったかは
わかりません。
多分、そこで私の頭の中のぐるぐるが
オーバーフローしたんでしょう。
『へっ？！』
余りにも突拍子のない
タイミングと告白に
振り向いたYちゃんはバランスを失い
スーパーの入り口でつんのめってました。
だよね。
タイミングも伝える場所も
大幅に間違えちゃった。
答えはわかっていたけど・・・
Yちゃんへ話をしてからも
数週間経って、
これどうなの？ どうするべき？？
ずっと自問自答を繰り返す日々。
いや、わかってるんですよ。
どうするべきかは。
答えは【病院へ行く】です。
でも、気のせいでしょう？
気のせいだよね？
私の思い過ごしじゃない？
そんな事をぐるぐるグルグル 
ぐるぐるグルグル
もしそうだったら・・・
平和な日常が壊れるのが嫌で。
告知前、手術前のあの悶々とした
時間の再来が嫌で。
Yちゃんも、私の決心が固まるのを
待ってくれていたようで
『病院行こうよ。』
そう急かすことはありませんでした。
勿論、違うと思ってますよ。
しこりなんて、
だいたいほとんどが癌じゃないし。
しこり自体、きっと勘違いやし。
（急に関西弁）
だけど、検索してみると
乳がん経験者は
逆側が新たに乳がんが発生する確率は
2倍～6倍と書いてある。
ネットで見つけたそんな数字に
ちょっと怖気づいて。
来週、病院の予約とりました。
運よく、近い日程で空きが1枠。
ラッキー
行くと決めたら早い方がいい。
安心をもらいに
病院に電話するまで躊躇しまくりました。
先生はすごく優しいけど、
電話で予約を入れてまで診てもらう事に
躊躇いがあって・・・
“ でもでも、なんでもなければ安心して
生活出来るから！
”
“ 電話しなければ予約の10月まで
不安なまま過ごさなきゃいけないわけで。
ザワザワな気持ちの3ヶ月ちょいは
やっぱり長い。長すぎる。
”
そんな気持ちが勝ちました。
ならば先生に
『大丈夫だよ！ははは！
』って
笑って貰える方がいい。
『でっすよねー！ははは！
』
私も笑いたい。
グダグダな感じで書いてしまいましたけど
乳がんを経験された方は
多かれ少なかれ、皆さん
同じような不安を持っておられて
わかって貰えるかなーって。
きっと大丈夫。
へらへら～って帰ってきます。
6月も、もうすぐ終わり。
紫陽花も見納めですね。また来年ね
【 私の乳癌DATA 】
2022年6月 年に1度の乳癌検診
2022年7月 マンモトーム生検・乳がん告知
2022年10月 乳房切除術（全摘出）
2022年11月 病理検査結果
右乳房境界部乳癌（微小浸潤癌）
ステージ１A ルミナルA
浸潤癌だったけど 手術後は
主治医の判断により無治療となりました 