入院2日目②(手術当日) | 浸潤性乳がん・・・手術のち無治療

浸潤性乳がん・・・手術のち無治療

2022年秋 右乳房全摘手術
ステージ1 ・ルミナルA
手術後、無治療で過ごしてます

【乳がんにまつわるお金の話】
体験談コラムを書きました

手術する病院、主治医の選び方や
入院準備リスト、入院中の羽織物
100均での入院準備などもご紹介!

▼入院2日目①はこちらからどうぞ▼

 

 

 

『 クローバー さん、クローバー さん! 』

 

肩を叩かれながら名前を呼ばれて

『夢見てた。』そう呟いた覚えがある。

 

自分がどこで寝ちゃったのかわからない。

“ なんだっけ? これはどういう状況? ”

深い昼寝をしちゃった時に

無理やり起こされた感覚に似ていた。

 

でも、あの麻酔科の看護師さんが目に入り

自分の状況をやっと把握した。

あぁそうだ。手術受けたんだった。

 

『ありがとうございました。感謝します。』

それをいうのがやっとだった。

 

ストレッチャーで病室へ帰る途中、

Yちゃんが何か言ってた。

多分、『頑張ったね。』だと思う。

 

 

※ 後日聞いたら

 下のような会話だったらしい。

 

なんかわからないうちに終わってた。

サムネイル

 

 

サムネイル

わかってたら怖いからねー。
それでいいんだよー。

 

 

病室に戻り、そんなに時間がたたないうちに

心配してくれている友人達や

母やYちゃんママに電話やLINEで連絡。

 

あまりに早い連絡に全員、驚いていた。

『え? 部分麻酔?』って聞く人もいれば

( いやいや、そんなわけないでしょう 知らんぷり )

Yちゃんからの一報を受け、

LINEをくれた友人は

即座に既読になったと驚いていた。

 

 

そのままの流れでブログも更新。

 

 

酸素マスクをつけて朦朧としながらも

ブログを更新ってなんかすごいですね 泣き笑い

皆さんに応援頂いたので、

報告しなくては!と

必死だったのかも。

 

 

夕方に主治医が様子を見に来てくれた。

一緒に手術をしてくれた医師もいた。

・・・けど、何やら様子がおかしい。

私の身体の両サイドに立ち

医師同士で『 これ・・』『 うん。

ってオブラートに包んだ会話をしている。

私はまだ、ぼーっとしていたし痛かった。

 

手術したところを 『 ペタッペタ。』と

擬音をつけながら確認する。

こんな時まで、先生らしい。

 

手術部付近を隈なく観察して、目をつむり

しばーらくの間、天井を見上げた後に

『水曜日だよね? 退院。

多分、退院出来ると思うよ。』

 

え? 何なに? 多分って?

なんで長いこと天井仰ぐのよ? 不安

ちょっと待って先生、何があるの? 不安

何か怪しい。何かあるよね?

と思いながらもそれを聞く元気はない。

 

じゃあね バイバイ と帰る先生に、

慌てて『 先生、リンパは?』と聞くと

『 そうそう!大丈夫だよ。転移はないよ。』

って先生、それを伝えに来たんじゃないの?

いったい 何がおかしいのぉー?不安

私は朦朧としながらも不安の渦へ。

 

 

そこから先は、やはりしんどい時間だった。

身体の中を張っているドレーンが痛い。

 

麻酔科の看護師さんから

『我慢しないで痛み止め入れてもらって』と

言われていたので ここは無理せずに

痛み止めの点滴をお願いした。

痛み止めのおかわりもした。

 

とにかく眠って

時間をやり過ごしたかったので

眠れる点滴もお願いした。

それでも、うとうとした位で

ほとんど眠れない夜を過ごした。

 

 

・・・手術後から翌朝まで。

それはやっぱり、しんどかったですけど

ここは我慢のしどころだとわかっていたので

ひたすら耐えた1日でした。

 

きっと、明日には元気なはず。

そう思いながら、夜明けを迎えました。