▼入院2日目①はこちらからどうぞ▼
『 さん、
さん! 』
肩を叩かれながら名前を呼ばれて
『夢見てた。』そう呟いた覚えがある。
自分がどこで寝ちゃったのかわからない。
“ なんだっけ? これはどういう状況? ”
深い昼寝をしちゃった時に
無理やり起こされた感覚に似ていた。
でも、あの麻酔科の看護師さんが目に入り
自分の状況をやっと把握した。
“あぁそうだ。手術受けたんだった。”
『ありがとうございました。感謝します。』
それをいうのがやっとだった。
ストレッチャーで病室へ帰る途中、
Yちゃんが何か言ってた。
多分、『頑張ったね。』だと思う。
※ 後日聞いたら
下のような会話だったらしい。
病室に戻り、そんなに時間がたたないうちに
心配してくれている友人達や
母やYちゃんママに電話やLINEで連絡。
あまりに早い連絡に全員、驚いていた。
『え? 部分麻酔?』って聞く人もいれば
( いやいや、そんなわけないでしょう )
Yちゃんからの一報を受け、
LINEをくれた友人は
即座に既読になったと驚いていた。
そのままの流れでブログも更新。
酸素マスクをつけて朦朧としながらも
ブログを更新ってなんかすごいですね
皆さんに応援頂いたので、
報告しなくては!と
必死だったのかも。
夕方に主治医が様子を見に来てくれた。
一緒に手術をしてくれた医師もいた。
・・・けど、何やら様子がおかしい。
私の身体の両サイドに立ち
医師同士で『 これ・・』『 うん。』
ってオブラートに包んだ会話をしている。
私はまだ、ぼーっとしていたし痛かった。
手術したところを 『 ペタッペタ。』と
擬音をつけながら確認する。
こんな時まで、先生らしい。
手術部付近を隈なく観察して、目をつむり
しばーらくの間、天井を見上げた後に
『水曜日だよね? 退院。
多分、退院出来ると思うよ。』
え? 何なに? 多分って?
なんで長いこと天井仰ぐのよ?
ちょっと待って先生、何があるの?
何か怪しい。何かあるよね?
と思いながらもそれを聞く元気はない。
じゃあね と帰る先生に、
慌てて『 先生、リンパは?』と聞くと
『 そうそう!大丈夫だよ。転移はないよ。』
って先生、それを伝えに来たんじゃないの?
いったい 何がおかしいのぉー?
私は朦朧としながらも不安の渦へ。
そこから先は、やはりしんどい時間だった。
身体の中を張っているドレーンが痛い。
麻酔科の看護師さんから
『我慢しないで痛み止め入れてもらって』と
言われていたので ここは無理せずに
痛み止めの点滴をお願いした。
痛み止めのおかわりもした。
とにかく眠って
時間をやり過ごしたかったので
眠れる点滴もお願いした。
それでも、うとうとした位で
ほとんど眠れない夜を過ごした。
・・・手術後から翌朝まで。
それはやっぱり、しんどかったですけど
ここは我慢のしどころだとわかっていたので
ひたすら耐えた1日でした。
きっと、明日には元気なはず。
そう思いながら、夜明けを迎えました。