【草木染めの仕組み】
こんにちは、店長のHINAYOです
秋も深まり、日本の各地で草木の色が紅葉に色づき始めまたようですね
Leaf(リーフ)では、常に自然のパワーに感謝して、なるべく取り入れて美という健康を楽しむサロンを目指しています
さて私は、昔からアレルギー体質で、合成物質によるアレルギー反応がひどくて悩んでいました。
ですから美容室を選ぶ時には苦労していました
特にカラーリングを地肌に付けられた後、頭皮が赤く腫れあがる反応や、かゆみが残ってしまい、シャンプーすら付けられず、しばらくお湯だけで洗わなければならないほどでした
ですから私は技術的な面を求めるお客さまだけではないのだと身を持って知っています。
美容室選びには苦労しました。
静岡市内を探し求めましたが見つからず、ついには自分でお店をオープンさせようと思い立ました。
そして、趣味で通っていた布や糸染めの草木染めの先生(柿生の山崎先生)が、髪に草木を染める技法をカラー業界から依頼。
「髪の毛に入る草木染めカラーリングを開発できないでしょうか?」
こうして誕生した「リアル科学・ボタニカルカラー」が誕生しました。
ラッキーにも開発者である山崎先生に草木染めを習っていたので、一番にこの技術をお店に取り入れ、毛束を使った実験や、実際に知り合いの方の髪で実験を重ねました。
こうして数奇な運命が動き、Leafは全国で「ボタニカルカラー第一号店」と認定されました
Leafはいつも
美とは健康な身体を保つこと
を貫き通しています
どんなに画期的な新しいカラー剤が入っても、ディーラーさんにお断りしています。
どんなに新技術が入り、キレイに髪に浸透しても、それが頭皮のダメージ軽減につながらないのならお断りしています。
ですから、今のお付き合いしているディーラーさんはそのような頑固なお店(私の人柄も)だと分かって下さっているので気が楽です。
当然お客様とも長いお付き合いになっています
安心して信頼して頂けるように、いつも正直でありたいと思います
さて、草木染めに関してです。
自然の草木成分100%ですので、髪のトリートメント効果になります。
草木成分が髪の中心部まで入る為、トリートメント力は化学原料のカラーリングでは成し得ない効果があります。
理想的には毎回入れる方がもちろん良いことですが、毎回入れる必要はありません。
大体、2~3回に一度で効果は持続します。お客様が選んで頂ければと思います。
今回は草木染めの仕組みを図解で説明しますので、わかりやすいと思います。
草木成分では白髪を茶色にすることはできません。自然界の中でそのような成分はありません。もし黒くなるのなら、それは髪の表面に付着させる「マニキュア」です。持ちは二週間くらいが限度です。(わかめ、昆布などでは染まりません)
~Leafの草木染めの仕組み~
※白髪が頭皮全体の30%以上(ほとんど白髪)の方の場合と、白髪が頭皮全体の30%以内の方では、白髪染めを使うのか、それとも普通のカラーリングで白髪をぼかすのか・・・
を見極めて決めます。ご来店の際、ご相談に応じます
先ずは、白髪が目立つ方で説明していきます。
1:白髪が毛根全体の30%以上の方の場合(ほとんど髪全体が白髪の方)
白髪の部分に92%植物由来成分の白髪染めで白髪を染めます。
自然由来の白髪染剤には二種類の会社があり、どちらを使用するのかをご来店時にカウンセリングしながら決めます。
(普通の白髪染めは使いません。髪に残るダメージが強いからです。)
2:↑毛束の絵図をご覧ください。
毛先を見て、白髪が光っていないか、目立っていないかをチェック。
目立っていないようなら、白髪染めや化学鉱物のカラー剤を毛先に塗布しない。
その代り、毛先には草木成分100%の「草木染め」を塗布。
3:毛先に使う草木に媒染剤と海底の泥(ホワイトクレイトリートメント)を追加する場合があります
毛先にどれくらい色味を残すのかを判断し、それに応じて媒染を追加します。
もちろん使用する媒染剤は日本古来の染色技術で使用する「アルミや鉄」媒染です。
そしてLeafだけのオリジナル
こだわるのはカラーだけじゃない。同時に天然トリートメントも入れちゃうのダ
海底の底に溜まった「ホワイトクレイ」を媒染剤の中に入れて、媒染剤が髪の中心部に届ける際、同時に天然の海の白い泥「ホワイトクレイ」を入れています
媒染の分量と、どの草木成分を選ぶのかを、求める髪質から見極めるのが私たちの仕事です。
※2と3の作業は同時にできるので、時間短縮になります。
白髪の生えている部分に白髪染めを、毛先の草木染め塗布を同時に行うことが出来ます
これにより、時間の短縮になり、更に草木で毛先は元気な髪へ
毛先塗布するいつものカラーリング時間と変わりません。
4:後はシャンプーして頭皮マッサージしながらのトリートメント
仕上がりは、草木成分が髪色に乗るので、化学染料とは全く違う色。
優しい雰囲気になります
ただし、この色味にしたい、というその色を狙う場合は草木ではできません。
しかし、質感やダメージ軽減を求める方にはとてもお勧めです。
今回は白髪染めの方を例に取りましたが、
普通のおしゃれ染めの方にも草木染めの効果は顕著です
退色してしまった長い髪。パサパサ感。
カラーの色味がすぐに抜けて、どんどん明るくなってしまう方にも
写真の通り
↓草木染め無しの普通のカラーを繰り返した結果
↓普通のカラーを根本に入れ、同時に毛先草木染め塗布後、色味もしっかり入りました
落ち着きましたね赤味の無い草木特有の自然な感じ。
次のケースです。
~白髪が頭皮全体の30%以内の方~
「最近、少し白髪が生え際やつむじの辺りに目立ってきたけど、白髪染はやりたくない。」
という方には、1の時、毛根に塗布するのは白髪染ではなく普通のカラー剤を使います。
この方法もLeafのオリジナル
白髪と黒髪の中央に合わせる為、茶、グレー、紺の絶妙な色味カラーを普通のカラー剤に何割か混ぜます。
この分量も白髪の割合で決めます。
これは私です。
白髪が30%くらいになりましたが、白髪染めはまだやりたくありません。
普通のカラーリングに中間カラーを混ぜて白髪を目立たなくしました。
良く見ると白髪は光ってますが、そんなに目立ちません。明るめに染まります。
(7トーンくらいのトーンで染めていますが、毛先には草木染めをしているので、8トーン以上の明るめに見えます)↓
これで白髪に打ち勝てますね
秋から冬は、お洋服の色が濃くなるため、髪のカラーにも深みが必要になります。
いつまでも頭皮も髪も健康でありますように
髪に正直なヘアサロンleaf
☎054-238-0277