こんにちはニコニコ


突然ですが、質問です。




あなたは、自分が死ぬ時にすることを
決めていますか?




あれ?


ぽけこはん、いきなり何を言いだしますのん?


そんな声が聞こえてきたような…滝汗


えっと。なんて言ったらいいかな。



死ぬ瞬間、これをするぞ!

って決めてることはありますか?


言い方変えただけやん
( ̄∀ ̄)



わたしはね………


あります( •̀ω•́ )✧


それはね…


にこっ
(*´︶`*)
って笑うの



もちろん。

どんな死に方をするかなんてわからないし。

痛くて、苦しくて、
悲惨で、恐ろしくて。

そんなことなんて考えられない状況で、
その瞬間を迎えることになるかもしれません。


でもね。

いよいよっていうその瞬間、

もしわたしの意識があるのならば。

たとえ、どんな状況であったとしても。

力を振り絞ってでも、口角をあげて。


にこっ
(*´︶`*)


って、笑って死のう。

そう決めていまふ。( •̀ω•́ )✧キリッ



ニコニコニコッ♡



なぜだか、わからないんだけど。

きっとこの人は。

亡くなるその瞬間に、やわらかな微笑みを

その日に焼けた顔に、浮かべたんじゃないかと思う。





今日は、この映画を観てきました。





http://kouya.ndn-news.co.jp/#introduction


これは「生きるための」

戦いだ。

アフガニスタンとパキスタンで35年に渡り、

病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた、

医師・中村哲。

戦火の中で病を治し、

井戸を掘り、

用水路を建設した。

なぜ医者が井戸を掘り、

用水路を建設したのか?

そして中村は何を考え、

何を目指したのか?



中村哲さんのことを知ったのは、いつだったろう。


アフガニスタンの人を救った日本人医師。


2019年に銃撃されて命を落とした。


「知った」なんていっても、その程度で。


いくつかの偶然(必然?)が重なり、

この映画の公開を知ったのは、二日前の8月4日。


京都の上映館を調べてみたら。


京都みなみ会館で、8月6日に監督の舞台挨拶があるびっくり


早速オンラインでチケットを取って。



来ちゃった

(*´ω`*)


すぐ近くには東寺があって。







何度か通ってるのに、

ここに映画館があるの知らなかった凝視




戦火のアフガニスタンで

21年間継続的に記録した映像から、

これまでテレビで伝えてきた内容に

未公開映像と現地最新映像を加え

劇場版としてリメイク。

混沌とする時代のなかで

より輝きを増す

中村哲さんの生き方をおった

ドキュメンタリーです。




映画の内容をここで書くことは控えますが。


中村哲さんの生き様に触れたこの90分間は、


しっかりと。しっかりと。


わたしの命に刻みこまれました。






上映後、

この映画の撮影と監督をなさった

谷津賢二さんの舞台挨拶がありました。


監督が語る、中村哲さんの素顔は。


微笑ましくて、力強くて。


でね。


ものすごく大変なことを成し遂げた人なんだけど。


多かれ少なかれ。

きっと誰もが、

中村哲という人物と同じ気持ちを

持ってるんじゃないかなって思えた。



監督は、中村哲さんのことを

決して聖人君子のように思って欲しいわけじゃないって仰って。



アフガニスタンに同行した時に、

中村哲さんがクレヨンしんちゃんの漫画を読んでいたエピソードを話してくださった。



実はわたし。

映画を観ていて、

中村哲さんのお子さんのことを知った時は。


とてもやるせなくて。

苦しくて。

悲しい気持ちになってしまったの。


それは、かつて「妻」であり、

そして「母」でもある女としては、

当然の感情なんだけど。


監督の話を聞いて、ハッとした。


クレヨンしんちゃんを読んでいる時、

中村哲さんはきっと。


日本にいる家族のことを。

狂おしいほど思っていたんだろうな。

叶うなら、この漫画の中の家族のように。

他愛もないことで

笑ったり怒ったりしたかったんだろうな。


だけど。


目の前にいる困っている人たちを。

目の前にいる死にそうな人たちを。


放っておくことなんて、出来なかった。


ただ、それだけだったんだろうな。


中村哲さんにとっては。


医師として病気を治すことも。


井戸を掘り、用水路を作ることも。


根本は全くおんなじで。


「目の前にある命を救う」


ただ、それだけ。


ただ、それを貫いただけ、なんだろうな。




ちょうど舞台挨拶でも話してくださったことが、監督のインタビュー記事にあったので転載しますねニコニコ



中村医師の診察は丁寧でした。現地の言葉も話せるので、フィジカルな痛みを取り除くだけではなくて、どんな生活環境なのかを聞き出して、いろいろなアドバイスをしているんです。生まれて初めてドクターに診てもらう人もいますから、すごく優しく接してね。

そんな無償の診察行為に対する、山の民からの返礼が一杯のお茶なんです。中村医師は『ああ、おいしい』とにっこり笑う。それを村人がまたニコニコして見ている。そのときにーカメラマンとしてはあるまじきことなんですが、カメラを置いて、この目でずっとこの光景を見ていたいと思ったんです。中村医師と現地の人との間には、目には見えないけどもすごい絆があるんだなと分かりました。
 
当時、私はカメラマンになって10年目ぐらいで、ある種のおごりがあったんだと思います。体力もあるし、ある程度の経験もあったから『何でも撮れる』と思っていた。でも、その光景を見て、彼ら彼女らの絆はカメラに映らないと思ったんですよ。
 
世の中には厳然としてカメラには映らないものがある。それでも何か残したい、何かに近づきたいと思って、撮る。そのときの経験があまりにも強烈で、それが21年間取材を続けた原動力だなと思いますね。中村医師の仕草や仕事から、カメラマンとしてあるべき姿勢を教えられた気がします。


https://hanako.tokyo/column/labs-sdgs-report/317680/



キラキラ龍キラキラ



上映されてる映画館は少なくて。


観に行くのは大変って思うかもしれません。


だけど。


観てほしいです。


たくさんの人に観てほしいって、


心の底からそう思いました。


みんな、中村哲さんみたいにはなれません。


だけど、彼の生き様を知ることはできます。


この世界には、

わたしたちの「あたりまえ」が、

「あたりまえ」じゃない人の方が多いってことを、

知ることはできます。


そうすることで。


ほんのちょっと。


ほんのちょっとだけでも。


世界が変わっていくんじゃないか、


そんなことを、思った夏の日なのでした。






ありがとうございます

(*´︶`*)ノ