昨夜は、あたり一面に広がる霧。
月の周りには虹の輪
月暈。
普段ならこの時間には
満月でも出てなければ出ない。
夜戻る母の出迎えに
外に出た。
いつもみている世界が
全く違って見える。
見えてる世界と見えない世界が
混ざり合うような気配。
見えない扉が
あちこちで開いているような、、、。
こんな夜は
庭から出てはダメ。
庭の梅の老木が枝を揺らし囁く。
台所では
蒸し器からの湯気が
勢いよく漏れている。
蒸し器の蓋を取ると
湯気が一気に溢れ出す。
家の外側と内側は
蒸し器で繋がっていたようだ。
家の中なら大丈夫。
私達が居るから大丈夫。
猫たちが伝えてくる。
猫がそういうなら大丈夫。
蒸し上がったフカフカしたものを
母と一緒に
遅い夕食を食べる。

