皆川明 ・ つづく。
美術館に来て
涙がこぼれたのは、
初めてだった。
入口と出口が同じ場所になっている。
循環を表しているのかな。
入って、出て来た時には
別人になっていた。(笑)
ハギレを触っただけで
ココロが喜ぶのが分かるのに・・・。
どこを見ても
穏やかな・・・それでいて
強い意志で溢れていて・・・。
たくさんの人の手をかけられた服が
こんなに力強いなんて・・・。
ただただ、圧倒される。
それでいて、包まれているような感覚が
心地いい。
洋服は好きだ。
だけど・・・、
ここ数年は
別のことが
優先順位の上位で・・・。
おしゃれ…してなかったな。
自分のクローゼットを思い浮かべても・・・。
作り手と着る人、双方の思いが
これほど詰まった服は
持っていないかもしれない。
作り手の思いは少ないかもしれないが
もちろん、どれもお気に入り。(^^♪
いつか、運命の1着に出会いたい。
着物のような洋服。
特別な日もあれば、
何気ない日々に共にいてくれる服。
いろんな思いが体中を駆け巡る。
見習いたいやら、
なぜ、こんなことに気付けるの?とか。
いつか、ワタシの1枚が欲しい・・・、
いや、布を買って、
似合う1枚を作った方がいいかも・・・。
履歴書っ!書きたい!(笑)
・・・・・。
こんなにも、人のココロを満たすモノを
ワタシも作りたい。
そう思った瞬間に、
思いがけず、
涙がこぼれた。




