七夕が来ると
もうすぐ父の命日だなっと・・・。
七夕の夜、
クーラーが止まった
蒸し暑い病室を思い出す。
その頃はまだ、
今よりも夜は涼しかった。
未だは考えられないだろうが、
夜間になると病室のエアコンが
自動的に止まっていた。
意志的なのか
無意識なのか
酸素マスクを外そうとする父。
重く長い七夕の夜を経て
父も空の明るい方へと旅立った。
”お前は、そのままでいい。”
という言葉を残して。
病院から自宅までの約50キロ。
海沿いの国道を通らずに
山道をゆっくり走っる。
棺と一緒だったのか
別だったのか記憶が曖昧。
ただ、山の緑の生命力を感じ、
ネムの花が咲き乱れる様子が目に焼き付き
栗の花の匂いだったと思う・・・、
その香りに、吐き気がとまらなかった。
葬儀のことも断片的にしか覚えていない。
だた、あの時の季節感が
全て、変わった。
変わって当然なのか
予定外の変化なのか、
分からない。
もう、四半世紀も前のことになる。
あと、10年もすれば、
父の生きた年月よりも長く生きることになる。
父が生きていたころよりも
亡くなってからの方が
身近に感じている。
風になり雨になり
光になり星になり・・・。
いつもそばに居てくれているような。
先日、見つけた米津君の描いた物語。
”生まれる”
どうして、今まで行き当たらなかったのかな。
今が、ピッタリのタイミング。
人は最後にまた、
生まれるんだ。
行き先は自分次第。
少し心配になる雨模様。
無理のないご来店をお待ちしています。
