ワタシの話・・・なの?!
星はワタシの好きな世界の話だと思っていた。
ワタシ自身のことだとは・・・。
自分の真の姿はなかなか見えずらい。
人は見たいようにしか見ないらしい。
全てのことを見たいように見て、
意識しないものは見えないらしい。
瓶を覗き込んでみた。
筒状に丸まった星の先に
星の欠片がひっそりとある。
星の文字が
輪郭を失えば失うほど、
ガラス越しの世界が輪郭を持ち始める。
少しだけ湾曲して・・・、
ココと違う気配を漂わせながら
別の世界を広げる。
向こう側に行ってみたくなる。
その世界、見てみたい。
足元に猫の気配。
どこに行くの~ぉ?
猫の鳴き声を聞いた。


