お金持ちと聞いて、どんなイメージを持ちますか?
 
給料額がべらぼうに高い人? それとも起業で一発当てた人?
 
お金持ちについてどれだけ知っているかで、お金持ちになれるかが決まります。
 

どこかの会社で働きまくってお金持ちになれる、ということはまずありません。
それでも大企業の役員クラスのことを指しているのであれば、まあ多少なりともお金は持てると思います。
 
でも、多少なりともです。
今の時代、年収1千万から3千万辺りでは、とてもお金持ちとは言いません。高給取りなだけです。
 
いま、世界の上位8人のお金持ちが、世界の半分と同等の富を持っています。
そして、世界の上位64人が、世界の下位約37億人分の資産と同じ額を持っていると言われています。
 
その上位8人、全て知っていて欲しいですね。
1位は当然ご存じかと思います。Microsoft創業者のビル・ゲイツです。
 
以下の7名は「アマンシオ・オルテガ」、「ウォーレン・バフェット」、「カルロス・スリム・ヘル」、「ジェフ・ベゾス」、「マーク・ザッカーバーグ」、「ラリー・エリソン」、「マイケル・ブルームバーグ」です。
 
「アマンシオ・オルテガ」は「ZARA」の創業者です。柳井正率いるユニクロ(世界4位)が追うのが世界1位の「ZARA」ですね。
「ウォーレン・バフェット」は投資の神様。コカコーラの大株主で有名です。
「カルロス・スリム・ヘル」はメキシコの通信王。
「ジェフ・ベゾス」は、ご存じAmazon創業者。
「マーク・ザッカーバーグ」はFacebook創業者。
「ラリー・エリソン」は、オラクル創業者。
「マイケル・ブルームバーグ」は、元ニューヨーク市長であり、ブルームバーグ創業者です。
 
この8人の資産合計は日本円にすると51兆円。天文学的な数字です。
日本の国家予算が約100兆円ですから、その半分の金額と言えば大きさは分かり易いかも知れない。
 

私が子供の頃に抱いていた「お金持ちのイメージ」と言えば、イギリス辺りの元貴族の杖をついた老人だったのですが、
実際はそんなの幻想にすぎず、生まれながらにして元々お金持ちという方は、世界の順位で言えば実際は「かなり下」のようです。
 
順位の話をしてしまうと、完全に金銭感覚が狂います。
 
ビル・ゲイツの資産は9兆円とも言われています。
 
でも実際、10億持っていれば一生遊んで暮らせるでしょう。
高給クルーザーは無理かも知れませんが、高級車なら何台か持てますし、5LDKぐらいの家も買えます。
 
あとお金持ちの話をすると勘違いされがちなのが、彼らは何兆というお金をキャッシュ(現金)で持っているわけではありません。
あくまで保有資産額です。
つまり資産がどれくらいあるかというのを、フォーブスやブルームバーグ辺りが計算して推測値を出しているわけです。
 
では彼らはどんな資産を持っているから金持ちなのか?
 
それは自社株です。
 

ビリオネアに創業者が多いのが特徴ですが、彼らは自分の会社の株を大量に保有しているのです。
そしてその価値があがればあがるほど、彼らの資産額も上がるというわけです。
 
だから極端な話、財布に「百万円」入っているのかというと、ほとんどの人が入っていないと思います。
 
日本でも昔、テレビでお金持ち特集が行われ、現金を見せびらかしたり高級車を見せびらかしていましたが、正直あれは踊らされているようで見ていて痛いものが多かった。
 
ああいう人たちは、保有資産額で言うと、世界順位300人にも入っていない人たちだと思います。
お札を実際に手に持って楽しんでいる人たちは、年商10億ぐらいで喜ぶ人たちです。
 
真のお金持ちは、家を買うのも車を買うのも、税金対策だったりしますし、
本物の豪邸と比べると日本の豪邸はまだまだ小さいです。
 
ビル・ゲイツのシアトル郊外の家は、推定80億円です。
プールやテニスコートは基本で、図書室、バー、シアター、150人規模のレセプションルームの他、守衛室まであるらしい。
 
日本のお金持ちと、世界のお金持ちにはだいぶ差があると思います。
 
そして同時に、一部の人たちがこれほどまでお金を持つと言うとどうしても浮かび上がるのが、貧富の差。
格差の問題です。
 
上位8人が結託すれば、戦争を起こすことも止めることも出来ると思うわけです。
そして何%かお金を出せば、世界に点在する最貧国を変えることだって出来ると思います。
 
慈善事業に取り込むビリオネアが増えていますが、もっと目に見えて分かる形で行動し続けるべきだと思います。
兆を越えると買えないものもなくなりますし、保有することしか出来ないわけです。
 
上位8人は、個人でジャンボジェット機も買えるし、新幹線も買えます。
新幹線は1両辺り約3億。一両編成で50億弱ですので、彼らの資産からすればお小遣いレベルです。
 
ただ彼らは、1兆円の資産が欲しいと思って働いていたわけではないと思います。
その逆で、価値ある仕事をし続けた結果、株の価値が上がっていって今の資産を築いている。
 
一般人の夢として1兆円の資産を持つというのはちょっと馬鹿げているかも知れません。
「1兆円」という単語自体、規模が大きすぎて現実感がないかも知れない。
 
それでも、「1億円分の価値のある仕事をしよう」と思いながら仕事をするのは悪くないと思う。
 
完全にお金のためと割り切るのも悪くないと思います。
でも世界の億万長者たちは、億万長者になりたくて仕事を始めた人は少ないと思います。
 
たぶん、本当にそれが目的で働いた人は、いま世界のトップに立っていないです。
もっと高次元な目標は野望があったのは言うまでもありません。
ここが重要かも知れません。
 
彼らの本はたくさん出ているのでお金持ちになりたいのなら、読んで置いて損はない。
特にウォーレン・バフェットの本は面白いです。
お金持ちたちの思考法・哲学を学ぶことで、日々のあなたのアクションが変わるかも知れません。
 

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